重要事項(マテリアリティ)
2020年6月、ニチレイは長期経営目標「2030年の姿」の実現に向け、5つの重要事項(マテリアリティ)を特定しました。特定にあたっては、社外取締役も含めた役員全員が参画しました。
持続可能な社会の実現に対する期待の高まりをビジネスチャンスと捉え、ステークホルダーとともに社会課題を解決し、企業価値の向上を目指していきます。
今後は、この5つの重要事項(マテリアリティ)を具体的に取り組んでいくため、グループ戦略と事業戦略が連動した目標(施策・KPI)の策定を進めていきます。
食と健康を支える広い領域で事業を展開する
ニチレイグループの強みを活かし、
以下の5つの重要事項(マテリアリティ)に取り組みます
グループ重要事項(マテリアリティ) | グループで目指す姿 |
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食と健康における新たな価値の創造 | 食と健康における既存領域を超えた挑戦により、新たな市場や顧客価値を創造する |
食品加工・生産技術力の強化と 低温物流サービスの高度化 |
食品の加工・生産、低温物流で培ったコアコンピタンスをさらに磨き上げ、グローバル市場において、社会課題の解決と競争優位性による収益力向上を実現する |
持続可能な食の調達と 循環型社会の実現 |
事業の基盤であるサプライチェーンに関わる様々な社会課題を解決し、持続可能な食の調達と循環型社会の実現に貢献する |
気候変動への取り組み | 気候変動の影響を大きく受ける食品・物流企業として、サプライチェーン全体での温暖化対策やエネルギー削減をステークホルダーとともに取り組む |
多様な人財の確保と育成 | 持続可能な成長を実現するため、多様な人財を確保・育成するとともに、包摂的な企業風土を醸成する |
イノベーションを通じた新規事業領域の開拓、現在の中核事業である加工食品事業および低温物流事業のさらなる進化と商製品の安定供給に欠かせない素材調達機能の強化を図っていきます。気候変動への取り組みは重要事項の一つとしてTCFDへ賛同表明の上、その枠組みを活用して進めていきます。また、こうした取り組みを推進していくためには多様な人財が活躍できる人事制度や企業風土の醸成が必要であると認識しています。今後は、具体的な施策に組込み、実行していきます。