人権への取り組み

ニチレイグループ 人権方針

ニチレイグループは「地球の恵みを活かしたものづくりと、卓越した物流サービスを通じて、豊かな食生活と健康を支えつづけます」というビジョンのもと、新たな顧客価値を創造し、社会課題の解決に貢献することで、社会から必要とされる存在であることを目指しています。

ニチレイグループは、事業を行う過程で直接または間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを認識し、私たちのビジネスに関わる全ての人々の人権を尊重する責任を果たすために、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づく「ニチレイグループ人権方針」(以下、本方針)を制定し、これを指針として人権尊重に取り組んでまいります。

サプライチェーンにおける人権の尊重

ニチレイグループは、従業員と同様に、サプライチェーン上で関わる人々の人権を大切にしたいと考えています。

当社グループは、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組むため、2017年4月「ニチレイグループ 持続可能なサプライチェーン基本方針」を制定しました。「人権」の項目において「基本的人権を尊重し、安全で衛生的な労働環境の確保に努める。」ことを取引先の皆様に求めることで、さまざまなハラスメント、児童労働、女性・障がい者への差別などを禁止しています。この方針の理解と実践への協力を取引先の皆様へ働きかけ、商品やサービスの調達を行います。

人財に関する基本方針

ニチレイグループでは、従業員をかけがえの無い存在と考え、「人材」ではなく「人財」と表記しています。グループ各社が、それぞれの事業に合わせた取組みを行っていますが、グループ人財委員会とダイバーシティ推進協議会を組織し、各社が推進している「働きがいの向上」施策について情報共有、進捗確認を行っています。グループ各社は、以下に掲げる基本方針にもとづき、活力あふれる職場づくりを目指しています。

健康と安全衛生

企業の活動がグローバルに展開されるようになる一方、国内では、高齢化の進展、雇用や働き方における大きな変化など、社会の構造は大きく変化しています。こうした変化の中で、従業員一人ひとりが満足をもって能力や可能性を最大限発揮するためには、従業員の心身の健康を保てるような、安全で快適な職場環境をつくることが必要です。当社グループでは従業員をかけがえのない存在と考えており、「ニチレイの約束」でも「働きがいの向上」を挙げています。このような考え方のもと、当社グループは、安全で風通しよく活性化された職場環境づくりに従業員とともに取り組みます。

労働組合の活動と労使連携

ニチレイ労働組合は、「労使対等を堅持し、相互に意欲をもって活動できる環境を作る」という活動理念のもと、一人ひとりの組合員とともにニチレイグループが健全な発展をするために、個々人を尊重する活動を目指しています。「労使協議制」「第一線現場の組合員の要望集約と改善」「健康経営確立」などに重点を置いて活動しています。

労使協働で法令遵守・人権の尊重を徹底できる仕組みを構築し、組合員、従業員の心身の健康や安全、働きがいを維持・向上することを目標としています。

人財育成と多様性

ニチレイグループは、ミッション・ステイトメントの実現に向け、CSR活動の基本方針「ニチレイの約束」のひとつとして「働きがいの向上」を推進しています。また、「企業経営理念(ミッション・ステイトメント):従業員に」では、「性別・年齢・学歴・人種・宗教などに関する差別的な行為を防止し、待遇の機会均等を実現」を方針の一つに定めています。