食品ロスとは
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本来食べられるはずなのに捨てられてしまう食品のこと。
日本では、
年間 472 万トン ※
にのぼります。多くの食品は、腐敗・劣化しやすく、
おいしく食べられる期間が短いことが食品ロスの大きな原因です。(令和4年度推計値)(農林水産省・環境省)
01 食べられなくなるの科学
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1
食品が食べられなく
なるとは? -
2
おいしく安全に
食べられる状態を
保つには? -
3
長持ちのための
温度と水分の
ポイント -
4
保存食の長持ちの
メカニズム
温度を
コントロール -
5
保存食の長持ちの
メカニズム
水分を
コントロール -
6
保存食の長持ちの
メカニズム
微生物を排除 -
7
もっとおいしさと
安全を
長持ちのための
研究
02 サプライチェーンと食品ロス
フードサプライチェーンでの
食品ロスはなぜ発生するのか
食品ロスがこれほど多くなった背景には、
食品の生産から消費までの流れ(サプライチェーン)における問題があります。
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食品ロスはどのプロセスで
発生する?私たちの食生活を支えるサプライチェーンの流れと、どこでどんなロスが発生しているのかを見てみましょう。
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食品ロス削減に向けた
サプライチェーンの取り組み食品ロス削減は、サプライチェーン全体で取り組む必要があります。現在のおもな課題と取り組みを見てみましょう。
食品ロス削減は、サプライチェーン全体で取り組む必要があります。現在のおもな課題と取り組みを見てみましょう。
【参考資料】
環境省「食品ロスポータルサイト」
農林水産省食料産業局「食品ロス及びリサイクルをめぐる情勢」2020年
編集:国際連合食糧農業機関、翻訳・発行:社団法人国際農林業協働協会「世界の食料ロスと食料廃棄」2011年
日本有機資源協会「平成22年度食品廃棄物発生抑制推進事業報告書」2011年
消費者庁「食品の期限表示に関する情報」
消費者庁「食品の期限表示」
消費者庁「知っていますか 食品の期限表示?」
03
コールドチェーンで
食品ロスを減らす
サプライチェーンを冷力でサポート
サプライチェーンで発生するさまざま食品ロスを減らすには、どうしたらいいのでしょうか。
ここでは、ニチレイの基幹事業のひとつである低温物流の観点から、食品ロスを考えます。
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コールドチェーンって何?
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コールドチェーンの
歴史
コールドチェーンにできること
肉・魚・野菜などの生鮮品から冷凍食品などの
加工品まで、さまざまな食品に利用されるコールドチェーン。
食品ロス削減に向けて、どんな貢献ができるのでしょうか。
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一貫した温度管理で
食品を守るコールドチェーンの強みは、
何といっても温度管理。 -
何がいいの?
食品を冷凍する
メリット -
生産段階の
ロスを減らす -
流通段階の
ロスを減らす -
消費段階の
ロスを減らす
04 ニチレイの取り組み
ニチレイグループは創業以来、”冷力”をコアにした事業を展開してきました。食品の「長期保存」や「品質保持」、「食材の再現性」といった冷力の特性を活かした各事業は、食品ロス削減にも貢献しています。
さらに、サプライチェーン全体にわたって、グループ各社がそれぞれの視点で食品ロス削減に取り組んでいます。その取り組みの一部をご紹介します。
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調達
流通段階での食品ロスは、過剰在庫や商習慣によるものの他、物流過程での品質低下、段ボールなど外装の汚損も原因として挙げられます。
ニチレイフレッシュ、ニチレイフーズは、肉や魚、野菜などを新鮮な状態で冷凍することでおいしさを閉じ込め長期保存ができる素材にしています。また、ニチレイロジグループは全国各地の冷蔵倉庫で、冷蔵・冷凍の食材を適正な温度で保管し、鮮度と品質を維持しながら必要なときに必要な分だけお届けします。
(取り組み事例)
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生産
生産段階での食品ロスは、工程での過剰除去や規格外品などの他、つくり過ぎによる期限切れ廃棄などがあります。
ニチレイフーズは、つくりたてのおいしさを保ったまま長期保存ができる冷凍食品を生産。冷凍食品は賞味期限が長いため、期限切れによる廃棄リスクが少ない食品です。また、原料も主なものは冷凍素材を使っているため、需要の変動にも対応がしやすく、生産時の無駄が発生しにくいのも特長です。
(取り組み事例)
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流通
流通段階での食品ロスは、過剰在庫や商習慣によるものの他、物流過程での品質低下、段ボールなど外装の汚損も原因として挙げられます。
ニチレイロジグループは、高品質な低温物流サービスを国内No.1の低温物流拠点と、全国を網羅する輸配送ネットワークで提供しています。適正な温度管理で食品の品質と安全を守り、物流過程での食品ロス削減に貢献しています。
(取り組み事例)
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消費
消費段階での食品ロスは、家庭や外食店での食べ残しやつくり過ぎ、使い切れず期限切れによる廃棄などがあります。
冷凍の素材や加工食品は、長期保存が可能で、必要なときに必要な分だけ使えます。冷凍食品をうまく活用することで、家庭や外食店などでの期限切れや品質劣化、需要の変動による使い残しなどの廃棄を減らすことができます。
(取り組み事例)
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