アップサイクル商品第2弾!
ニチレイ「今川焼(あずきあん)」の規格外品を丸ごと使用した『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』を開発

2023年05月12日

ニチレイフーズ

背景

「今川焼(あずきあん)」の規格外品をアップサイクル

現在、フードロス削減が社会課題のひとつとなっています。ニチレイフーズはこれまでも、こども食堂やフードバンクへの寄付を通じてフードロス削減の活動を推進してまいりました。また、工場の生産過程でどうしても出てしまう食品残渣は、すべてを肥料や飼料にリサイクルしています。
しかし、食を支える企業として、食品残渣に社会的価値を付加しアップサイクルすることで、これまで以上に豊かな社会を実現したいという想いから、『「焼おにぎり」除菌ウエットティッシュ』に続く第2弾として、「今川焼(あずきあん)」の規格外品を活用したアップサイクルを検討しました。

「今川焼(あずきあん)」パッケージ画像

「今川焼(あずきあん)」

※アップサイクルとは

リユース(再利用)、リサイクル(再循環)と異なり、廃棄物や副産物など、従来、不要と考えられているものや、有効活用されていないものを様々なアイデアや手法でさらに価値の高いプロダクトに転換すること。

ニチレイの取り組み

第1弾として、2022 年 6 月、食品・飲料の製造過程で出る規格外品・副産物や農産物の規格外品等を独自の発酵技術でアップサイクルさせることで注目を集めるファーメンステーションと協業し、ニチレイ「焼おにぎり 10 個入」の規格外ごはんを発酵・蒸留したエタノールを使用した除菌ウエットティッシュを開発いたしました。
今回は、第2弾として同社と協業し、ニチレイ「今川焼(あずきあん)」の規格外品を丸ごと発酵・蒸留したエタノールを使用した除菌ウエットティッシュを開発いたしました。

『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』パッケージ画像

『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』

『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』工程概要

「今川焼(あずきあん)」の規格外品は、ファーメンステーション独自の発酵技術で、皮とあずきあんを分別・前処理することなく一体してエタノール化されます。エタノールは除菌ウエットティッシュに使用され、同時に生成する発酵粕はニワトリの飼料ならびに「ニチレイ育みの森(※)」の肥料へと余すことなく活用されます。

※「ニチレイ育みの森」とは

北海道森町の町有林を借り受け、ニチレイフーズ森工場の従業員が主体となって植林・育林活動を行っている森林です。

『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』工程図

■商品概要

〈商品名〉
『「今川焼」から作った除菌ウエットティッシュ』

〈商品特徴〉
・「今川焼(あずきあん)」の規格外品を、発酵、蒸留させて作ったエタノール、チャ葉エキス、グレープフルーツ種子エキスを配合した、99%天然由来(残り 1%は除菌成分)のウエットティッシュ
・ フィルム・フラップに再生 PET ラベル、不織布に植物由来の生分解性セルロース素材を採用し、環境に配慮
・ 無香料で、手指消毒だけでなく様々なシーンでご利用可能
・ 除菌性能テスト済(一般社団法人日本衛生材料工業連合会の制定した、除菌を標榜するウエットワイパー類の基準によるテストを実施)