企業経営理念の改定および長期経営目標「2030年の姿」の策定について

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2019514

各位

                       会社名 株式会社ニチレイ

                            代表者名 代表取締役社長 大櫛 顕也

(コード:2871、東証第一部)

 

企業経営理念の改定および長期経営目標「2030年の姿」の策定について

 

株式会社ニチレイ(代表取締役社長:大櫛顕也)は、ニチレイらしい価値創造を通じて持続的な成長を実現するため、企業経営理念を改定し、長期経営目標「2030年の姿」を策定しました。

 

 

Ⅰ.経緯

当社グループは1945年の創業以来、冷凍技術を核とした事業で数々のイノベーションを生み出し、社会の発展と人々の生活の向上に貢献してまいりました。2005年には持株会社体制へ移行して経営の意思決定と事業展開の迅速化を進め、加工食品事業と低温物流事業を中心に着実な成長を遂げてきました。

しかしながら、グローバルな規模で経営環境の変化は激しさを増しています。今後当社グループが進むべき方向を明確にし、食と健康を支える幅広い事業で強みを最大限に発揮しながら持続的な企業価値の向上を実現していくために、企業経営理念を改定し、長期経営目標「2030年の姿」を策定いたしました。

 

 

Ⅱ.企業経営理念の改定

 私たちニチレイグループの新たな企業経営理念は以下のとおりです。

 

ミッション(使命・存在意義)

くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する (※変更なし)

 

ビジョン(目指す姿)

私たちは地球の恵みを活かしたものづくりと、

卓越した物流サービスを通じて、

豊かな食生活と健康を支えつづけます。

 

 

(注)新たな企業経営理念の詳細については【別紙】をご覧ください。

 

 

Ⅲ.長期経営目標「2030年の姿」の策定

<外部環境認識>

今後、国内では本格的な人口減少に伴い消費市場の縮小が懸念されますが、世帯構成やライフスタイルの変化を背景とした時短ニーズの増大や消費形態の多様化などが生み出す新たな需要も見込まれます。海外では健康・高品質志向の高まりや、新興国における人口増加と冷凍インフラ整備の進展により、冷凍食品・低温物流の市場拡大が想定されます。一方、持続可能な社会の実現に向けて、企業に対する期待と要請は一層多様化、高度化していくことが確実です。

 

このような環境認識のもと、新たな企業経営理念に基づき、2030年のグループ全体のありたい姿を策定しました。

 

<ありたい姿>

 イノベーションの推進により、お客様および社会の課題を解決する新たな価値を創造し、人々の豊かな食生活と健康に貢献している。

国内事業においては、高付加価値化と資本効率の最大化を実現し、加工食品事業と低温物流事業で№1の高収益企業として確固たる地位を築いている。海外事業においては、M&Aとアライアンスにより規模とエリアを拡大し、海外売上高比率30%を達成している。また、新規事業の創出により新たな収益の柱を確立している。

 

経営数値目標

売上高

1兆円

海外売上高比率

30%

売上高営業利益率

8%

 

 

【本件のお問い合わせ先】

 株式会社ニチレイ グループコミュニケーション部 広報グループ 

TEL:03-3248-2235

 

以上

  

【別紙】

 

ニチレイグループの企業経営理念

 

1.ミッション(使命・存在意義)

くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する (※変更なし)
 

2.ビジョン(目指す姿)

私たちは地球の恵みを活かしたものづくりと、

卓越した物流サービスを通じて、

豊かな食生活と健康を支えつづけます。
 

3.ニチレイが大切にする価値観 ~日々の行動や意思決定の規準~

(1)お客様第一、安全第一、品質第一を貫く

     お客様本位に徹するとはお客様との長期的な信頼の構築に努めることであり、その実現過程では安全第一、品質第一を貫かなくてはならない。この価値観は、ニチレイグループにおけるすべての事業活動の根幹である。

(2)健全な利益を追求する

    不公正・不当な利益は一切評価しない。コンプライアンスに違反する行為は、いとも簡単に事業継続を困難にし、企業の存続そのものを危うくする。ひとたび信頼を失えば、回復には途方もない時間がかかることを胸に深く刻み、フェアな競争に徹しなければならない。

(3)透明性の高い経営を推進する

    すべてのステークホルダーから信頼されるため、誠実かつ公平な情報開示により説明責任を十分に果たして透明性の高い経営を推進し、企業価値を継続的に高めていく。

(4)持続可能な社会の実現に取り組む

    食と健康を支える企業として、常に人々のくらしと未来を見据えて社会課題の解決に貢献するとともに、経済的・社会的・環境的側面に配慮しながら事業活動に取り組み、持続可能な社会の実現を目指していく。

(5)変革と創造に挑戦する

     自由闊達な組織風土の中で失敗を恐れることなく、自己変革と新たな価値の創造に挑戦していく。