業績・財務直近の業績概況
業績・財務直近の業績概況
直近の業績概況を半期(第2四半期、通期)ごとに掲載しています。
2020年3月期 決算
市況
日本経済の概況
企業業績や雇用所得環境が改善するなど緩やかな回復基調にあったが、
消費税率の引き上げや相次ぐ自然災害により個人消費が低迷した。
食品・食品物流業界の概況
食品業界では、ライフスタイルの変化により「食の外部化」が進展し、中食市場が拡大する一方、人件費や物流費の高騰、原材料価格の上昇などコストアップ要因が深刻化した。食品物流業界においては、労働力不足が一層顕著となるなか、省人化のための技術開発や機器導入へ向けた取組みが加速した。
業績の概況
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 580,141 | 584,858 | 4,716 | 0.8 |
営業利益 | 29,511 | 31,035 | 1,524 | 5.2 |
経常利益 | 29,864 | 31,777 | 1,912 | 6.4 |
純利益 | 19,943 | 19,609 | △334 | △1.7 |
売上高のポイント
主力事業である加工食品、低温物流が堅調に推移し0.8%の増収。
営業利益のポイント
調理冷凍食品の販売が好調に推移した加工食品事業がけん引し、5.2%の増益。
親会社株主に帰属する当期純利益のポイント
- 経常利益は6.4%の増益。
- 固定資産除却損の増加などにより、親会社株主に帰属する当期純利益は1.7%の減益。
セグメント別の概況
加工食品事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 226,588 | 234,781 | 8,193 | 3.6 |
営業利益 | 14,596 | 16,725 | 2,129 | 14.6 |
チキン加工品や米飯類などの主力カテゴリーを中心とした商品開発や販売活動に注力するとともに、継続的な生産性改善に取り組んだ。家庭用・業務用ともに販売が拡大したことに加え、海外子会社の業績も改善し、増収・増益。
水産事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 71,245 | 65,772 | △5,473 | △7.7 |
営業利益 | 182 | 443 | 260 | 143.0 |
主力の「えび」を中心に採算性重視の販売に注力したことから減収となったが、中食・外食向けの加工品販売が寄与し、増益。
畜産事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 91,076 | 88,327 | △2,748 | △3.0 |
営業利益 | 1,452 | 905 | △546 | △37.6 |
「健康価値食肉("亜麻仁の恵み"シリーズ)」の販売が伸長したものの、国産鶏肉の相場が軟調に推移したことや、輸入豚肉の国際相場が高騰したため慎重な買付けに徹したことなどから減収・減益。
低温物流事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 201,049 | 206,496 | 5,447 | 2.7 |
営業利益 | 11,398 | 11,824 | 425 | 3.7 |
物流ネットワーク事業の売上げが順調に推移したことなどにより増収。コスト上昇要因が重なるなか、保管事業において在庫が高水準で推移したことや運送効率化などの施策を引き続き進め増益。
不動産事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 4,794 | 4,965 | 170 | 3.6 |
営業利益 | 2,096 | 1,982 | △114 | △5.5 |
その他の事業
(単位:百万円)
前期末 | 当期末 | 前期比 | 増減率(%) | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 5,790 | 5,681 | △109 | △1.9 |
営業利益 | 338 | △280 | △618 | - |