マネジメント体制

ニチレイグループの品質保証体制図

(株)ニチレイの品質保証部は、品質管理・品質保証に関する規程や基準を制定し、品質マネジメント基準に基づく内部監査とモニタリング検査を行い、グループの品質マネジメントの仕組みが有効に機能しているかを確認しています。
各事業会社の品質保証部門は、自社の商品・サービスに対する品質監査を行い、取組み状況を「品質保証委員会」および「グループ品質保証委員会」で報告・共有し、品質保証体制のさらなる改善・強化を図っています。

ニチレイグループの品質保証体制図

国際規格の積極的導入による品質管理体制の構築

その特性にあった社内ルールの運営とともに国際規格の導入を積極的に進め、品質保証体制の強化を図るとともに、安全な商品とサービスの提供に取り組んでいます。

国際規格一部紹介

国際的な規格 内容
ISO9001
(品質マネジメントシステム)
最も普及しているマネジメントシステム規格であり、全世界で170ヵ国以上、100万以上の組織が利用。
HACCP/codexの食品衛生の一般原則(cxc1-1969, cac/rcp1-1969)
(食品衛生管理システム)
危害を分析し 重要管理点を設定することにより、製造工程において危害の発生を予防することを目的とした食品生産における国際的な衛生管理手法。
ISO22000 HACCPの食品衛生管理手法をもとに食品安全のリスクを低減する食品安全マネジメントシステムに関する国際規格。
GFSI承認FSMS
(食品安全マネジメントシステム)
世界食品安全イニシアチブ(Global Food Safety Initiative:GFSI)が定めた食品安全の要求事項を基準とし、承認されているスキーム。
例えば、FSSC22000や、JFS-C規格などが挙げられる。

品質向上に向けた社員教育

ニチレイグループでは、品質保証部だけではなく、社内全体で従業員一人一人が品質に対して意識を持つために、年に1回全社員を対象に品質保証に関するe-ラーニングを実施したり、品質保証関係で起こりうる事故や事例を、わかりやすい絵や川柳などを用いて定期的に共有しております。

品質保証担当者に対しては、年に1回力量向上を目的としたトピック研修を実施しております。
食品偽装予防に関する要求事項の解説や、「リモート監査」のルールづくりへの対応などの研修を行っております。

また、品質保証担当者が生産工場を訪問し、衛生管理に関する研修や現場での直接対話を通じて、品質に対して理解を深められるように努めています。リモートによる研修や対話も取り入れており、より多くの人に参加してもらい研修の幅を広げることができています。

国内生産工場の衛生管理に関する研修会の様子