洋菓子チェーン3社、中部地区で共同物流開始

プレスリリース 2002年

弊社連結子会社ロジスティクス・プランナーが下記のリリースを発表しました。
PDF(36KB)
平成14年7月24日
報道各位
(株)コンフェクショナリーコトブキ
(株)タカラブネ
(株)不二家
(株)ロジスティクス・プランナー
 

洋菓子チェーン3社、中部地区で共同物流開始

(株)コンフェクショナリーコトブキ、(株)タカラブネ、(株)不二家の3社は、中部地区における各チェーン店舗への共同物流を構築し、7月15日より稼動いたしました。
従来3社は独自に製品(洋生菓子)の物流を組み立て各々物流改善に取組んでおりましたが、単独での効率化には限界があることから他社との共同化によるコスト削減を目指し、(株)ニチレイの子会社で3PL事業を展開している(株)ロジスティクス・プランナー(以下ロジプラン)に共同物流体制の構築を委託しました。
3社とロジプランは輸配送拠点・配送先である店舗の調査やシミュレーションを重ね、ロジスティクスの観点から最適な店舗配送体制を構築いたしました。配送車両の共同化と最適ルートの設定によって、3社合計の車両台数を約20%削減、コストについても約16%の削減が見込まれます 。

 
 
1.経緯
洋生菓子は非常にデリケートな商品のため高度な物流品質の保持が求められる上、それぞれの企業が独自の特性を持つ商品を抱えていること、同一納品先への共同化と違い各社の店舗への配送リードタイムが異なるため共同化の組立てが難しいことなど多くの課題をクリアする必要がありました。又、参加企業が共同化によるメリットを如何に公平に分け合うかという点も大きな課題でありました。しかし今回3社経営トップの話し合いの中で「競争は店頭で、物流は共同で」というコンセプトで一致し、三社トータルでの物流コスト削減の実現に向けこれらの困難な課題を克服いたしました。また物流共同化による排気ガス削減や燃料節約が環境への負担軽減につながるという3社の経営判断も、今回の積極的な取組の要因となりました。今回の取組において荷主3社は、高度な物流品質・公平な利益享受の実現のため、共同化基本合意書を締結し、ロジプランへの徹底的な情報提供を行ないました。ロジプランではその情報をもとに現状分析とシミュレーションを重ねた結果、上記の共同物流体制を実現することに成功いたしました。 今後第2ステップとして更なる改善に向け取り組みを継続して参ります。
2.対象地域
中部地区(愛知、三重、岐阜、静岡)
3.稼動日
平成14年7月15日
4.添付資料
共同物流イメージ図
5.この件に関する問い合わせ先
(株)コンフェクショナリーコトブキ
総務部木村部長、TEL:06-6438-3321
(株)タカラブネ
総務部中川部長、TEL:0774-46-6001
(株)不二家
洋菓子チェーン事業本部生産統括グループ吉澤主任、TEL:03-3572-4173
(株)ロジスティクス・プランナー
営業第三グループ濱田マネージャー、TEL:03-3512-5383
以上

【共同物流イメージ図】
共同化前
共同化後