トップメッセージ

社会の中でニチレイグループの特性を活かした事業を行う
それが私たちの存在意義

ミッションを実現するために「6つの責任」を果たす

ニチレイグループは、「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する。」というミッションを掲げています。グループ各社の事業内容は違っても、担うべきミッションは同じです。このミッションを実現することこそ、私たちが事業活動を行う目的なのです。

その意味で、私たちにとって、日々の事業活動こそがCSR活動にほかなりません。それぞれの事業会社が、その特性を活かして事業を展開することによって、より良い社会づくりに貢献していく。その結果として、社会に信頼され、さらなる成長を続けていく。そんな存在であり続けたいと願っています。

その活動の基本となるのが「6つの責任」、すなわち「新たな顧客価値の創造」「働きがいの向上」「コンプライアンスの徹底」「コーポレートガバナンスの確立」「環境への配慮」「ニチレイらしい社会貢献の推進」です。ミッションを実現するためには、ニチレイグループのあらゆる活動において、「6つの責任」を果たしていくことが必要です。

「6つの責任」は、時代を越えて守り抜いていく基本方針であり、優劣をつけず全員で取り組む未来への課題です。だからこそ、社会の変化や時代のニーズに応じて、その内容は絶えず更新していかなくてはなりません。より良い社会づくりに向けて、今私たちが取り組まなくてはいけない課題は何か、常に社会に目を向けて自分たちの活動を進化させ、着実に前進してまいります。

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あらゆるリスクを想定して食の安全を守っていく

2013年は食の安全・安心に対する新たな脅威に、改めて社会的な不安が高まりました。ニチレイグループにとって食の安全・安心を守ることは至上命題であり、あらゆるリスクに対して備えを固めています。

まず、ニチレイグループ版フードディフェンス基準を策定し、ハード・ソフトの両面から対策を強化していきます。これは、安定供給を目的とした「食品安全保障(Food Security)」、残留農薬や微生物などの基準や規制を満たす「食品安全(FoodSafety)」に対して、食品テロなど予想を超えた外部からの攻撃に対する管理を行う、「食品防御(Food Defense)」という観点を取り入れたものです。

具体的な施策として、ハード面では検証カメラやICタグ認証など最新の設備を活用して、不審者の侵入と攻撃を防止します。同時にソフト面では従業員との対話を重ね、信頼関係をさらに深めていくことを重視しています。一人ひとりが「食の安全は自分が守る」という誇りと責任感を持って業務に取り組み、食の安全・安心を大切にする組織風土を醸成していきます。

2014年3月に新設したニチレイフーズ船橋第二工場は、最新のフードディフェンス対応工場として稼働しているほか、すでにグループ各社でさまざまな取り組みが進んでいます。

また、サプライチェーンがグローバルに広がる中、世界のどの地域でも通用する品質や安全性を確保していかなくてはなりません。2013年度からスタートした中期経営計画「RISING 2015」では、基本方針のひとつにグローバルな品質保証体制の構築を掲げ、さらなる強化を図っています。

例えば、中国産製品については錦築(煙台)食品研究開発有限公司と連携し、ニチレイ基準に則り安全性を確認しています。残留農薬、動物用医薬品、食品添加物の検査に加え、2012年度からはSGS青島に微生物検査を委託し、川上管理に向けた改善を継続的に実施しています。

このほか、原材料に遡って生産・流通履歴を把握できるトレースバックシステムを運用しています。食の安全を守る取り組みを日々着実に実践していくとともに、そうして得られた商品の品質情報を、正しく速やかに提供していくことも極めて重要です。ニチレイグループでは積極的に情報開示を行っており、各事業会社のホームページ上で商品情報を公開するほか、お客様相談センターなど直接コミュニケーションできる場も用意しています。さらに商品パッケージにも安全情報を漏れなく、わかりやすく表示しています。なお、パッケージの取り組みについては本レポートの特集でもご紹介しています。

ITの普及や端末の多様化などで、生活者の方の情報収集の手段はますます広がりを見せています。必要な情報を必要なタイミングで収集できるように、今後も時代に合わせて多彩なコミュニケーションのチャネルを用意していきます。また、ネガティブ情報についても包み隠さず、積極的に公開することによって、社会からの信頼に応えてまいります。

中期経営計画

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自然の恵みの上に食の事業は成り立っている

ニチレイグループの扱う"食"は、豊かな自然環境の中で育まれたものです。いわば私たちの事業は自然の恵みによって成り立っており、環境保全の取り組みは、事業の存続と発展のために必須要件と捉えています。

環境保全活動は、地球温暖化防止、持続可能な資源循環の推進、自然との共生の3つを重点課題とし、事業会社ごとに事業の特性にあわせた対策を推進しています。

2013年度から2015年度までの環境中期目標では、2009年度比で電力使用量を5.5%削減、燃料由来CO2排出量を7.5%削減、という数値目標を掲げました。

その実現に向けて、持続可能な原材料の調達や、食品工場におけるCO2排出削減、物流時の共同配送やモーダルシフトなどの施策を進めています。本レポートでは、低温物流事業における環境配慮について特集を組んでおります。生活者の方々との直接的な接点の少ない事業ですので、サプライチェーンの全体最適に向けた取り組みの数々を、今回詳しくご紹介させていただきます。

新たな活動としては、鳥取県境港市竹内団地と北海道釧路市宝町に「ニチレイソーラータウン」を設置。遊休地を活用して、2013年11月から太陽光発電事業を開始しました。

また、社会貢献の一環として、一般社団法人フォレストック協会が発行する森林クレジットの購入を通じて、森林保全活動を支援しています。ニチレイフーズ、ニチレイフレッシュで対象商品の売上の一部をクレジット購入にあてるプロジェクトを立ち上げています。

そのほか、事業特性を活かした「食や物流に関する教育」など、ニチレイらしい社会貢献活動に引き続き取り組んでいます。東日本大震災被災地に関しては、継続的な復興支援が重要との考え方から、2011年度より5年間の予定で、岩手県、宮城県、福島県に対して、それぞれ毎年1千万円ずつ義援金を寄付しています。

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価値創造のドライブは多様で豊かな"個"の力

ニチレイグループは、このようにさまざまな取り組みを行っていますが、あらゆる活動の主体は人財です。従業員一人ひとりが自分の仕事に誇りとやりがいを持ち、ニチレイグループのミッションを日々体現していくことによって、社会からの信頼を得られるものと考えています。

価値創造に向け、ダイバーシティのさらなる推進にも力を入れています。生活者の視線に近い女性管理職の積極的な登用、豊富な経験を持つシニアスタッフの再雇用、新しい時代を切り開く若年層の採用など、幅広い層の人財に活躍の機会を与えています。また、海外への事業拡大に伴い、グローバル人財の育成も進めています。

もちろんダイバーシティを進める先に目指すものは、イノベーションの創出です。多様な価値観や発想がぶつかりあって化学変化が起こり、革新的な商品やサービスの創出へとつながらなくては意味がありません。

ニチレイグループには、「顧客満足と従業員満足は経営の両輪である」という基本的な考え方があります。今後ますます人財の多様性が広がるなかで、理念や目標を共有しながら、一人ひとりの個性や能力、使命感を尊重し、活躍のステージを広げていくことが極めて重要になります。

「多様で強い"個"が、生き生きと自分の力を発揮する。」 ニチレイグループは、このような豊かな"個"の総力として、常に革新に挑戦し、社会に新しい価値を提供していく集団を目指してまいります。今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。

※SGS青島:
SGSは1878年設立、本社はジュネーブ。世界に1650ヶ所以上の事業所と実験室を備える世界最大級の認証、検査、分析機関

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