商品におけるCO2削減

商品におけるCO2削減

牛のメタンガス排出抑制

牛、羊などの反芻動物は、エサを分解・消化する際、胃の中でCO2の21倍もの温室効果があるメタンガスを発生させ、体外に排出することが知られています。地球温暖化防止が世界的な課題となる中、ニチレイフレッシュは、牛が排出するメタンガスの抑制に取り組んでいます。

消化の過程でルーメン(1番目の胃)内の微生物の働きにより生成される水素は、メタン細菌によりメタンガスを生成しゲップとして体外に排出されます。牛にアマニ油脂肪酸カルシウムを給与することで、ルーメン内の水素は、アマニ油脂肪酸カルシウム中の不飽和脂肪酸と結合して飽和脂肪酸となり、その結果メタンガスの発生が抑制される、という研究成果に着目し、国内の農場で動物試験を重ねてきました。

これにより、通常の肥育方法に比べて10%以上の環境負荷低減効果があること(京都大学によるライフサイクルアセスメント手法による)、穀物肥育牛では「オメガバランス」が改善されること、増体効果で肥育期間が短くなり飼料コストが抑えられること等が確認され、現在全国各地でアマニ油脂肪酸カルシウムを用いた飼育プログラムで生産した牛肉の販売を展開しています。

  • ※1 アマニ油脂肪酸カルシウム:α-リノレン酸(オメガ3系脂肪酸)を豊富に含むアマ二の種子から抽出した油とカルシウムを結合させたもの。
  • ※2 オメガバランス:人の体に必要な必須脂肪酸のなかでも特に重要な「オメガ6系脂肪酸」と「オメガ3系脂肪酸」のバランスのこと。
  • ※3 「環境負荷低減型でn6/n3比に優れる低コスト牛肉生産技術の開発」茨城県常陸大宮地域農業研究・普及協議会発行

牛の体内でのメタンガス発生の仕組み

牛の体内でのメタンガス発生の仕組み

地球環境に与えるインパクト評価

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容器包装の軽量化とサイズの見直し

ペーコンペッパーピラフ

ニチレイフーズでは、強度を確保しながら容器包装の軽量化やサイズの見直しを進めています。2013年春の新商品では「ベーコンペッパーピラフ」、「カリカリ梅とじゃこのピラフ」について軽量化した段ボールを採用しました。「ベーコンペッパーピラフ」ではフィルムの軽量化も図りました。

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ライフサイクル(LC)-CO2の把握

LC-CO2とは、人間の活動が地球温暖化にどれぐらい影響を与えるかを、各温室効果ガス排出量をCO2排出量に換算して表した指標です。

食品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでのエネルギー使用量などをCO2量に換算し、商品のライフサイクルにおいて排出されるCO2量を把握します。

企業活動における製品製造工程の環境負荷低減の改善指標として、あるいは原材料由来の環境負荷の数値化による製品設計改善指標として、LC-CO2は活用されて来ています。環境経営指標としての企業活動に伴うCO2排出量の可視化と情報の公開、いわゆるカーボンディスクロージャーは、企業の社会的責任として必須となりつつあり、この観点からもLC-CO2の算出は重要性を増しています。

ニチレイグループでも、一部の主力製品において試行的にLC-CO2の算出に取り組むとともに、簡易算出ツールの作成・改良、品目数の膨大さとサプライチェーンの複雑さから算出が困難となっている原材料調達段階の簡便化算出手法の検討などを行っています。

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