ニチレイ CSRレポート2012 トップメッセージ|企業の社会的責任を再認識した1年 『食を守り抜く』この使命を全うしていきます

トップメッセージ

企業の社会的責任を再認識した1年 『食を守り抜く』この使命を全うしていきます

大災害を乗り越えて

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甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から1年3ヶ月が過ぎました。
依然として約3千名の方々が行方不明であり、ご家族にとって心休まる日は今なお訪れておりません。改めて哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
東日本大震災ではニチレイグループ各社も被害を受け、特に東北地方では業務停止を余儀なくされた事業所が多数発生しました。しかし、被災した事業所従業員の必死の復旧作業や、全国ニチレイグループの仲間の知恵と汗を結集した支援活動により、物流拠点の立ち上げ、生産工場の稼働再開などを早期に実現することができました。
私たちニチレイグループは、食の安定供給という大きな社会的使命を担っています。震災の被災から得た数多くの教訓をもとに、従業員の安全確保を第一義とした上で、防災体制、事業継続計画、被災地支援策などの見直しをさらに推し進めます。

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「6つの責任」を守り続ける

企業の根元的な存在意義は、事業活動を通して人々の生活や社会に寄与していくことにあり、ニチレイグループのミッション、ビジョンを正しい手段で実現していくことがCSR活動にほかならないと考えています。
当社グループは、CSRの基本方針として、「新たな顧客価値の創造」「働きがいの向上」「コンプライアンスの徹底」「コーポレートガバナンスの確立」「環境への配慮」「ニチレイらしい社会貢献の推進」という「6つの責任」を掲げています。これは、時代を越えて私たちが守り続けていく皆さまへのお約束であり、あらゆる事業活動の基盤となるものです。
私たちの経営は、時代の変化を見極め、社会の要請に真摯に対応しながら、着実に「6つの責任」を果たしていくものだと考えています。

ニチレイグループ6つの責任

ニチレイグループ6つの責任

中期経営計画"energy 2012"(2010年度~2012年度)

中期経営計画

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食の安全・安心・安定のために

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このたびの東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故を受け、食品業界を取りまく環境は非常に厳しいものになっています。生活者の“食”を担う企業として、ニチレイグループが安全管理に万全を期すことは当然の責務です。当社グループでは、品質保証基本方針および品質管理規程に沿って、各事業会社の事業内容に応じた品質保証活動を行っています。グループや各事業会社の品質保証委員会が品質マネジメントの視点から商品・サービスを審査し、お客様の声を共有して、品質保証体制の継続的な改善に努めています。
ニチレイフーズでは、これまで品質保証部による生産工場の監査を実施していましたが、2012年度より社長直轄の「品質監査室」を独立した部署として新設し、監査業務を移管しました。これにより社内の品質保証監視機能がさらに強化されます。
また、当社グループの取り組みを皆さまにダイレクトにお伝えしたいと考え、本CSRレポートでは、各事業会社の品質保証担当者や販売担当者が食の安全と信頼について議論した様子を掲載しています。
「食の安全・安心」に加えて、生命の源である食料資源の安定供給も、当然の責任として取り組んでいます。今後も品質管理体制の一層の強化を図るとともに、グループ内はもちろん、サプライヤーなどビジネスパートナーとの情報共有、お客様への迅速かつ正確な情報公開に努めていきます。

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働きがいの向上はCSの源泉

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ニチレイグループは、「顧客満足は従業員満足から始まる」との考えのもとに、「働きがいの向上」に力を入れています。従業員が自分の会社や職場に不満を持っていては、お客様やステークホルダーの方々を満足させることはできないからです。
そこで、各事業会社ごとに定期的に従業員満足度調査を実施し、その調査結果を活かした「従業員重視の職場づくり」を実践すべく、各社・各事業場の実情に適した改善施策を立案・実行しています。
2011年度はニチレイフーズとニチレイフレッシュで、ミッション・ビジョンの再制定や人事制度の改定を実施。加えてニチレイフーズでは、それらを従業員へ浸透させるため、経営層自ら全国の事業所を巡回しました。また、ニチレイロジグループでは従業員満足度調査の実施方法を、従来のアンケート形式からインタビュー形式に変更しました。具体的な取り組みや現場の生の声を踏まえた「働きがい向上につながるおすすめアクション集」を作成したことによって、さらに一歩踏み込んだ「働きがいのある職場づくり」の活動につながっています。
企業の成長とは、従業員一人ひとりの成長の総和であると考えています。従業員が明るく働きがいのある職場で日々努力をし、成長・達成感を味わうことで、さらに働く意欲、働きがいが増していき、その結果が組織力の向上、ひいては企業の成長につながるものと信じています。
「6つの責任」を果たしていくための主役は、第一線でお客様と接している従業員にほかなりません。一人ひとりの従業員が働きがいを感じ、強い使命感を持って仕事に取り組んでこそ、CSR活動の確かな実践、さらなる進化につながるものと考えています。

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今、地球環境のためにできること

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2011年度は、電力使用規制が実施されるなど、「エネルギーと資源問題」が日本、そしてニチレイグループにとって大きな課題であることが再認識された年でした。
ニチレイグループは、資源・環境保護を経営の重要課題と捉え、「グループ環境方針」「グループ生物多様性方針」を策定し、各事業会社の事業特性に合わせた取り組みを実施しています。特に、気候変動は自然や生物にも大きな影響を与えることから、地球温暖化問題については国内グループ全体のエネルギー起源のCO2排出総量削減目標を掲げ取り組んでいます。
2011年度は、前年度に比べ生産量が増加したことなどもあり、目標である2009年度比2%削減を達成することはできませんでしたが、夏季の節電や省エネ設備の導入などによる改善は着実に進んでいます。また、家庭での節電を推進するため、従業員向けのキャンペーンも夏季と冬季の節電要請にあわせて実施しました。
2012年度は、原子力発電所の再稼働が困難な状況で電力不足や発電コストの上昇が危惧されるため、従来以上に省エネ、電力の有効活用に積極的に取り組んでいく方針です。
2012年は、国連持続可能な開発会議「リオ+20※」の開催、日本の新たなエネルギー計画の策定などが予定されています。ニチレイグループも国際動向を注視しながら現状の活動を見直し、役割を果たしていければと考えています。

2012年度は、ニチレイグループの中期経営計画“energy 2012”の最終年度を迎えます。「昨日よりも今日、今日よりも明日へ」と成長の意思を強く持ち続け、計画目標の達成に向けて、グループの全従業員が協働し、将来の飛躍を見据えて次なる一歩を踏み出していきます。
今後も「6つの責任」に基づいたCSR活動に積極的に取り組むことで、ステークホルダーの皆さまから広く好感と信頼を寄せられる企業として成長を続けてまいります。皆さまの変わらぬご支援、ご鞭撻をお願い申し上げます。

※ リオ+20:「国連持続可能な開発会議」1992年リオデジャネイロで「国連環境開発会議(地球サミット)」が開催され「環境と開発に関するリオ宣言」やリオ宣言を具体化するための行動計画である「アジェンダ21」が採択され、今日に至る地球環境の保護や持続可能な開発の考え方に大きな影響を与えました。リオ+20は、1992年の地球サミットから20周年を迎えるのを機に、同会議のフォローアップのために開催されるものです。