ニチレイ CSRレポート2012 食の安全・安心|グループの品質保証 ~食品安全センターの取り組み~

食の安全・安心

グループの品質保証 ~食品安全センターの取り組み~

食品安全センターの役割

検査体制フロー

ニチレイグループでは、グループ品質基本方針および品質管理規程に沿って、各事業会社の事業内容に応じた品質保証活動を行っています。ニチレイ品質保証部食品安全センターでは、グループの検査・分析部門として、各事業会社の品質保証活動が、適正に機能しているかを検証しています。

また、事業会社が扱う中国産製品の安全性確保のため、中国山東省にある錦築(煙台)食品研究開発有限公司と連携し、原料や最終製品の検査を実施しています。食品安全センターでは、国際的な試験所認定規格であるISO/IEC17025を取得し、また錦築(煙台)食品研究開発有限公司でもISO/IEC17025に準拠したCNAS(中国版ISO17025)を取得しており、データの信頼性が確保されています。

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安全性確保のための検査体制

食品安全センターでは、冷凍野菜については残留農薬を、水産・畜産品とその加工品については、抗生物質、合成抗菌剤などの動物用医薬品を重点に検査を実施しています。分析結果は食品衛生法に適合しているか判断するのみではなく、たとえ基準値内の微量な検出があったときでも、事業会社にフィードバックすることで、現地での農薬管理、投薬管理が適切であったかなどを調査し、原因究明、基準超過の未然防止を図っています。

農薬・動物用医薬品などの残留化学物質の検査は、微量成分を探し出すための高度な技術が必要です。中国産製品についても、錦築(煙台)食品研究開発有限公司によって食品安全センターと同等レベルの検査を実施しており、食品安全センターと同社が連携することで、効果的な検査体制が構築されています。

また、2011年は東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能の食品汚染不安が広がりました。食品安全センターにおいても、ニチレイグループが扱う製品およびその原料を対象にNaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータによるモニタリングを開始しています。

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外部機関を活用した技能試験

技能試験(FAPAS®/FEPAS®)の流れ

食品安全センターでは普段実施している各種の検査が、正しい結果を出す技量を備えていることを確認するため、外部機関が開催している技能試験に参加しています。食品安全センターの分析結果は、事業会社の事業に大きな影響を及ぼすことから、常に確実で信頼のおけるデータを出さなければなりません。技能試験を受けることで、自分たちの実施している検査レベルが適正であることを確かめ、もし現状の分析方法に問題点が見られたら、より高いレベルの分析方法に改善していくこともできます。

現在、参加している技能試験は、FAPAS®(食品化学分析技能試験評価スキーム)とFEPAS®(食品微生物検査技能評価スキーム)というプログラムで、英国食料環境研究庁が開発した世界最大級の食品検査技能試験として知られており、世界の分析機関が自らの精度管理に活用しています。