ニチレイ CSRレポート2012 環境のために|食品工場におけるCO2削減

環境のために

食品工場におけるCO2削減

ニチレイフーズの食品工場(関係会社含む)では、安全・安心な商品の生産を行うために、加熱や冷凍、保管の過程での徹底した温度管理や設備の充実が欠かせません。
まず最初にこうした設備で使用する必要不可欠なエネルギー消費を「できるだけ抑える」ことから取り組んでいます。

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できるだけ使わない(省エネ)

省エネ設備の導入

ドレン回収装置と設備概略図

白石工場では、ボイラーから生産加熱機器22台へ水蒸気を供給しクリームコロッケの中種、春巻の具材を仕込んでいます。その際排出されるドレン(高温の熱水)(約33トン/日)を回収し、ボイラー補給水として再利用することにより、ボイラーへの補給水温度を平均20℃→62℃へ上げることができました。それによる消費燃料の削減で、CO2排出量は年間93トン削減されました。

また、生産現場の排水溝に放出していたドレンが回収されたことにより、温度上昇が抑えられ室内環境が改善されました。従業員からは“働きやすい職場になった”と嬉しい声が上がりました。
併せて、コンプレッサー制御管理システムの変更や、照明のLED化等の取り組みを実施したことにより、さらにCO2排出量は年間213トン削減されました。

ドレン回収装置

ボイラー補給水温度(左)とドレン回収温度(右)

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VOICE

(株)ニチレイフーズ白石工場 技術グループマネジャー 八島 善勝

燃料として重油を使用するボイラー(水蒸気を発生させる装置)から排出されるCO2は、白石工場のCO2総排出量の33%を占めています。
生産加熱機器等で使われた水蒸気は、凝縮してドレンに変化しそのまま排水溝へ放出されていました。
そこでドレンを回収することで、ボイラー燃料削減と補給水として再利用することを狙いドレン回収装置を導入致しました。設置後2009年度対比CO2原単位約4%削減、CO2排出量は年間約280トン削減されました。今後とも継続的な省エネ活動を行い、エネルギー削減および有効活用を行いたいと考えております。

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LED照明の導入

2008年度からLED照明設備の調査やテストに取り組み、順次導入を進めています。

設置数は2008年度から2011年度までの累計で約2,800本にのぼり、CO2削減効果は年間38tになります。

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再利用する

廃熱の再利用

船橋工場にて、ヒートポンプ導入による廃熱回収を実施しています。生産設備からでる排熱を、今までは空気中に放出していましたが、回収することにより設備洗浄に使用するための温水を作り出しています。2011年11月から効果検証を始め、年間30トンのCO2削減効果を見込んでいます。

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廃食用油の再利用

ニチレイフーズ船橋工場と(株)中冷では、揚げ工程に使用した廃食用油をボイラー燃料として再利用する取り組みを2006年度より継続しています。これは化石燃料を使用した場合に比べると、CO2換算で年間847t分の削減に相当します。

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自然の力を活かす

地中熱の利用

(株)中冷では、地中にパイプを埋め、地中熱で外気を温調する設備を導入し、夏の冷房、冬の暖房に活用しています。

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太陽光の利用

ニチレイフーズ船橋工場と(株)ニチレイ・アイスでは、太陽光発電設備を設置。さらに船橋工場では、屋根の上に設置したドームで太陽光を効率良く直接引き込み、建物内の直接照明として利用する設備も2009年度から導入しています。

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緑化の取り組み

関西工場の緑化

CO2削減の取り組みとして、排出量を減らすとともに、その吸収源を育てていく活動にも取り組んでいます。敷地内の緑地を広げるとともに、近隣の方々とともに植林や清掃活動に積極的に参加し、自然の保護に取り組んでいます。

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省エネや廃熱の再利用、太陽光の利用などの取り組みを進めた結果として、2010年、2011年の2年間合計で約3,000トンのCO2を削減することができました。これは2009年度の総排出量に対し、4.8%の削減量となります。

2012年度は、取り組んだ施策が年間通して効果を発揮するのは勿論、新たな施策を実施し、さらなる環境への取り組みを推進していきます。