「DX銘柄2024」への選定について
2024年5月27日
各位
株式会社ニチレイ
「DX銘柄2024」への選定について
株式会社ニチレイ(本社:東京都中央区 代表取締役社長:大櫛顕也)は、経済産業省と東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構が共同で主催する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2024」に初めて選定されました。
「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定するものです。
当社は冷凍食品に代表される加工食品や、食品を安全に届ける社会インフラを担う低温物流など、食と健康を支える事業を展開しています。長期経営目標「2030年の姿」の実現に向け、イノベーションを推進し、お客様と社会の課題を解決する新しい価値を創造するため、DX活動を強力に推進しております。今回の選定では、デジタル技術を用いて既存ビジネスを見直し、深化を行った点が評価されました。
今後も「従業員一人ひとりがごく当たり前にデータ・テクノロジーを使いこなし、地球と人々に新たな価値を提供し続けます。」というDX戦略に基づき、従業員のデジタルスキルの高度化を進めるとともに、企業活動としての持続可能性と、地球環境の持続可能性の両輪を高める観点でもDX推進に取り組んでまいります。
<当社のDX取り組み事例>
① 焦げの検品・除去作業の自動化
炒飯の製造工程で、これまで人が行っていた焦げの検品・除去作業を、独自開発したAIを搭載したロボットと、高性能カメラを活用して自動化しました。従業員の身体的負担低減や廃棄量削減を実現したほか、具材の割合判定も可能となり、設備トラブルの発見にもつなげています。当社ならではのユニークな取り組みである点が評価されました。
② トラックバース予約システムの活用
トラックドライバーの長時間待機問題の緩和・解消を図るため、トラック側(荷主や運送会社)が入庫希望時間を予約できる仕組みを国内30拠点で導入、完全予約制としています。入庫順番が確保されるため、導入した全拠点で9割以上のトラックの待機時間が削減されました。物流の2024年問題をにらんだ取り組みとして、有意義である点が評価されました。
③ 物流現場でのAGV(無人搬送車)を活用した自動搬送
これまでフォークリフトや人が行っていた荷物の搬送作業について、AGVを導入し、作業者の負担を大幅に軽減しました。また、フォークリフトと荷役作業者の作業エリアを明確に分けられるため、安全性も向上しました。新たな仕組みの導入により、効率化や安全性の向上とともに現場作業の「誰でもできる化」を進めています。
①焦げの検品・除去
②トラックバース予約システム(イメージ)
③AGV(無人搬送車)
(参考)
・「DX銘柄」リリース(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/press/2024/05/20240527001/20240527001.html
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社ニチレイ 広報IR部 広報グループ
TEL:03-3248-2235
以上