長野県、富士見町、富士見町アツモリソウ再生会議との「生物多様性保全パートナーシップ協定」締結について

報道関係者各位

2019年2月4日
株式会社ニチレイ

長野県、富士見町、富士見町アツモリソウ再生会議との「生物多様性保全パートナーシップ協定」締結について

株式会社ニチレイ(代表取締役社長:大谷 邦夫 本社:東京都中央区)は、長野県、長野県諏訪郡富士見町、富士見町アツモリソウ再生会議と、「生物多様性保全パートナーシップ協定」を2019年2月4日に締結いたしました。

協定期間は2019年4月1日から2022年3月31日までの3年間で、ニチレイグループはアツモリソウおよびホテイアツモリの保全再生に必要な技術提供や、活動に必要な経費の一部を支援していきます。

かつて長野県諏訪郡富士見町内の山中に自生したアツモリソウとホテイアツモリは、乱獲、野生動物による食害、気候変動などの影響により、その数が激減し、現在は絶滅危惧種に指定されています。

ニチレイグループは、富士見町で園芸植物の研究・育種を行っていたことなどから、2003年度よりホテイアツモリの保全再生活動に参加しました。また、住民・企業・学校・行政が連携してアツモリソウおよびホテイアツモリの保護対策に取り組むため2006年に設立された、富士見町アツモリソウ再生会議の活動も支援してきました。ニチレイグループが培ってきたバイオテクノロジー技術により、2014年度には人工増殖によるホテイアツモリの開花に成功し、2018年度には103輪が開花するという成果をあげています。

2016年度からは、富士見町アツモリソウ再生会議自ら、ニチレイグループのバイオテクノロジー技術を活用してホテイアツモリの人工増殖に取り組み、現在ホテイアツモリの発芽や順調な生育が確認されております。

このような状況において、富士見町アツモリソウ再生会議の活動がさらに発展し、ニチレイグループとしての支援を積極的に継続していくため、「生物多様性保全パートナーシップ協定」を締結することにいたしました。

今後もアツモリソウおよびホテイアツモリの保全再生活動に、各所と連携・協力して取り組んでまいります。

【参考画像①:開花したホテイアツモリ】
開花したホテイアツモリ

【参考画像②:締結式の様子】
締結式の様子
左から 名取重治氏(富士見町長)、川﨑順司(ニチレイ取締役執行役員)、中島恵理氏(長野県副知事)、中山洋氏(富士見町アツモリソウ再生会議 会長)

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社ニチレイ/広報部   TEL:03-3248-2235