中国産冷凍えび「バナメイえび『白蝦』」の回収に伴う社内処分について

プレスリリース 2003年

平成15年10月8日
各位
株式会社ニチレイ
中国産冷凍えび「バナメイえび『白蝦』」の回収に伴う社内処分について
10月2日に発表いたしました中国産冷凍えび「バナメイえび『白蝦』」の回収(平成14年6月〜12月にかけて生産した商品の全量、約774トンが対象)に際しましては、消費者の皆様はじめ関係者の方々には大変なご心配、ご迷惑をおかけいたしましたことを、改めてお詫び申し上げます。
当社は、昨日開催した取締役会において、本件に伴う取締役並びに執行役員の減俸処分を決定いたしました。
1.処分内容
職位 氏名 処分内容 期間
代表取締役会長 大戸 武元 減俸・月額の30% 3ヶ月
代表取締役社長 浦野 光人 減俸・月額の30% 3ヶ月
取締役常務執行役員 前嶋 弘一 減俸・月額の30% 3ヶ月
執行役員品質保証部長 山本 宏樹 減俸・月額の20% 3ヶ月
執行役員水産カンパニープレジデント 青木 敏夫 減俸・月額の20% 3ヶ月
2.抗生物質残留防止に向けた対策
当社が輸入する中国産冷凍えび「バナメイえび『白蝦』」につきましては、下記(1)〜(5)に関して今年度(平成15年7月より水揚げ開始)より抗生物質残留を防止する目的で対策を強化してまいりましたが、今回の件を受けまして(6)を行ない、一層の強化を図ることといたしました。今後とも細心の注意を払って安全対策を行なってまいります。具体的な対策は次の通りです。
(1) 養殖管理の強化を目的に生産委託会社と養殖業者との間で飼料等の管理規定を含む原料買い付け契約を締結した。(平成15年2月より実施)
(2) 海南省質量監督検験検疫局(CIQ)で水揚げ前のサンプル抜き取りによる抗生物質検査を実施し、合格した原料のみを製品にする。(平成15年7月より実施)
(3) 輸入前に、養殖池ごとの製品サンプルを日本に空輸し第三者検査機関で抗生物質検査を実施する。合格した製品のみを輸入する。(平成15年7月より実施)
(4) 容易に養殖池まで遡れるようにトレーサビリティ管理方法を変更した。(平成15年7月より実施)
(5) 現地生産会社で10月末から日本国内と同レベルの抗生物質検査の開始ができるよう、検査機器の導入および検査員の研修を進めている。(平成15年8月より実施中)
(6) さらに現地生産会社の検査精度が確立するまで、製品輸入の際の命令検査の他に、コンテナ内の養殖池ごとのサンプルを自主検査し、合格したものだけを販売することを徹底している。
3.本件についての問合せ先
  株式会社ニチレイ 財務・IR広報部(IR広報担当)  TEL:03-3248-2235
以 上