ニチレイ CSRレポート2010 従業員のために|働きがい向上のための仕組みづくり

従業員のために

働きがい向上のための仕組みづくり

従業員満足度調査の実施

ニチレイグループでは、企業経営理念において「ひたすらお客様のために!」を発想と行動の原点としています。そのためには、現場でお客様と接する社員ひとりひとりが働きがいを感じていることが大前提との考えから、お客様満足度(CS)と従業員満足度(ES)を車の両輪と捉え、従業員を重視した職場風土づくりに努めています。

従業員満足度を図る指標として、2006年から従業員満足度調査(ES調査)を毎年実施しています。調査結果は従業員にフィードバックするとともに、内容を分 析した上で改善施策を立案、実行しています。

さらに各事業会社社長、人事担当者をメンバーとするグループ人財委員会を年3回開催し、各事業会社の進捗状況を共有しながら、効果的な施策については積極的に水平展開しています。

ES調査結果をもとに、各事業会社の状況に合った新人事制度や地域限定総合職制度を導入しました。

2009年度調査の概要
調査対象
ニチレイグループ従業員
主な調査内容
(1)仕事満足度、(2)職場満足度、(3)上司満足度、(4)労働条件満足度、(5)組織・人事満足度、(6)自社経営満足度、(7)グループ経営満足度、(8)総合満足度((1)から(7)を総合的に勘案)の8要素に加え、2008年度調査結果の説明・報告、調査後の取り組みの有無、改善成果の実感に対する従業員の意見・考えについても調査しています。
2010年度の実施計画
従業員の成長なくして企業の成長は望めないとの考えのもと、特に人財育成に注力しています。リーダー層を中心としたチームワークを高めるための教育訓練を、各社教育責任者(社長)が自社に最適な方法で実施することとしています。「(1)人間力の向上」、「(2)組織内コミュニケーションの活性化」、「(3)組織力を最大限に発揮するために必要な能力の活性化」の3つの視点から、各社で教育訓練の方針、計画を策定。それに基づき階層別、機能別の教育研修を実施しています。

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新人事制度

ニチレイグループでは、成果主義型の人事制度を導入し、社員を、原則として全国転勤を伴う総合職として処遇してきました。その後、持株会社体制への移行を経る中で、事業会社の特性や従業員の働き方の多様化を踏まえて人事制度の改定を行い、より従業員の意欲を引き出し、働きやすい環境を整備するための取り組みを事業会社ごとに推進しています。 ニチレイロジグループは、2010年4月から一般社員(労働組合員)の人事制度を改定し、新たにコース別人事制度[Gコース(総合職)・Aコース(一般職)]を導入しました。

物流センターなど第一線の事業所では、的確な判断を必要とする事務業務が多いため、一般職を廃止した2000年度以降、関係会社からの出向受入れや派遣社員の割合が年々増加。ES調査の結果、出向者や派遣社員だけでなく、正社員からも組織の一体感や労働条件の格差などについて改善要望が寄せられました。

こうした声に対応して、問題意識を共有していたニチレイ労働組合と2年にわたる議論を重ね、労使合同の全国説明会を経て、2010年4月に新人事制度を導入。同時に出向者や派遣社員を一般職正社員へ登用する制度もスタートしています。

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コミュニケーション研修/コーチング研修

組織の力を最大化するには、上司と部下との信頼関係を強化し、組織内で自由闊達に話し合える職場づくりが必要と考えます。そこで役職社員が聴く、話すというコミュニケーションの基本スキルを身につけるとともに、部下を育てるマインドやほめる文化の醸成を目的として、2006年度以降、コーチング研修、コミュニケーション研修を複数の事業会社で継続的に実施しています。ニチレイロジグループでは、すでに全役職社員465名が受講しました。

2008年度からはニチレイバイオサイエンスとニチレイプロサーヴも、ニチレイと共同で研修を行っています。部署長クラスには、人財育成の視点をもったリーダーシップとコミュニケーション力の習得を目的にコーチング研修を、その他の全従業員には、当事者意識をもって周囲に働きかけ、自分の考えを的確に伝えるコミュニケーション力の習得を目的に、コミュニケーション研修を実施しています。受講後のアンケートでは従業員からの評価も高く、引き続き2009年度にもフォローアップ研修を開催するとともに、コーチング研修に関しては、対象をチームリーダークラスにも拡大しました。

またニチレイフーズでは役員・部門長を対象にした講演会と部署長を対象にした研修を行いました。

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車座くるまざ集会

ニチレイフレッシュの車座集会

ニチレイフレッシュの車座集会

社長をはじめとする経営トップが従業員と直接対話する「車座集会」を行っています。ニチレイフレッシュでは2007年度から毎年開催し、社内コミュニケーションの活性化を図っています。2009年度は、全国の事業所で上半期11回、下半期10回の計21回開催し、全従業員が参加しました。

2009年度からは、ニチレイバイオサイエンスでも車座集会を開始。年間で8回開催し、正社員・嘱託社員の全員が参加しました。各回の参加社員数を8名程度の少人数にしたほか、一般社員と役職社員を分けるなど、対話しやすい雰囲気作りに努めた結果、社員から様々な意見をもらうことができ、参加者からも好評を博しました。

(株)ニチレイフレッシュ 企画管理本部 企画グループ グループリーダー 遠藤 至彦

(株)ニチレイフレッシュ 企画管理本部 企画グループ
グループリーダー 遠藤 至彦
トップからのメッセージを従業員の皆さんに直接伝えたいという想いから始まった車座ですが、2009年度で3年目を迎え、今では春と秋の恒例の行事となっています。
ランチタイムに昼食をとりながらの車座や就業時間終了後の開催では職場懇談会を行うなど、できるだけ皆さんが気軽に話をできるよう工夫しています。

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安全で快適な職場づくり

ニチレイグループでは、労働安全衛生法による設置義務の有無にかかわらず、すべての事業所に安全衛生委員会を設置し、労働災害の防止や従業員の健康管理を目的とした安全衛生管理の推進に努めています。各支社においては、長時間労働およびノー残業デーなどの労働時間管理を、食品工場、冷蔵倉庫においては労災事故削減を主な課題として、各職場の状況に応じて取り組みを進めています。

また、従業員が抱える問題・ストレスの解決をサポートするため、外部専門機関と提携しEAP(Employee Assistance Program)を導入。毎年「こころの健康診断」を実施するほか、2008年度からは従来の嘱託医2名(外科、内科)のほかに、非常勤嘱託医としてメンタルヘルス専門医を迎え、専門的なサポートを受けられる体制を整えました。

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立川労働基準監督署長賞受賞

ニチレイバイオサイエンス開発センターは、2009年11月12日、立川労働基準監督署長賞・事業場賞を受賞しました。安全衛生管理活動の確立、法令を遵守した活動を基盤に、リスクアセスメントやマネジメントシステムの積極的な推進を評価されたものです。

開発センターでは、2002年6月に安全衛生委員会を発足させ、職場の安全衛生管理の推進を図ってきました。職場での労働災害ゼロを目指し、啓発活動を推進するほか、ヒヤリ・ハットの抽出、リスクアセスメントの実施に伴い、2007年度には労働災害ゼロを実現。年12回の安全衛生委員会、年2〜3回の安全衛生講習会の開催など、従業員等が一丸となって取り組みを続けており、現在まで労働災害ゼロを継続しています。

立川労働基準監督署長賞受賞式

立川労働基準監督署長賞受賞式

ニチレイバイオサイエンス開発センターの従業員

ニチレイバイオサイエンス開発センターの従業員

(株)ニチレイバイオサイエンス 執行役員 佐藤 成二

(株)ニチレイバイオサイエンス
執行役員 佐藤 成二
開発センターでは数年前思いも寄らぬ事故が相次ぎました。「何とかせねば」の思いで社内講習会等の啓発活動を推進、従業員全員がそれに応えてくれました。
委員会を発足して8年、さまざまな障がいを乗り越え今年、無事故継続3年を迎えました。
職場の安全維持は、間違いなく業務の効率化に繋がっています。今こうして優秀な従業員の皆様と共に安全に働けることが、私の何よりの誇りです。