| 1. |
グループ基本方針 |
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グループ経営資源の適正配分を実行し、基幹事業における国内事業収益力の維持・向上と海外事業の強化に取り組み、グループ収益基盤の拡大を実現します。2015年12月に創立70周年を迎える2016年度には、卓越した食品と物流のネットワークを備える事業特性を生かし、各事業ドメインにおいて国内外で着実な成長を遂げ、一層の飛躍を期待される企業グループとして存在感を高めてまいります。 |
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| 2. |
グループ基本戦略 |
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当社グループの経営理念に基づき事業展開を図る領域として、「加工食品の持つ7つの基本価値 * を追求する」加工食品事業、「優れた素材を最適な形態で提供する」水産・畜産事業、「高度な品質で食品物流インフラを担う」低温物流事業、「診断薬と培地製品に強みを発揮する」バイオサイエンス事業の4つを事業ドメインとします。
これらの事業ドメインのうち、特に加工食品事業と低温物流事業には経営資源を重点的に配分し、グループにおける収益力の向上と成長力の創出を図ります。
*7つの基本価値: 健康、楽しさ、簡単・便利、おいしさ、安全・安心、安定供給、リーズナブルな価格 |
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| (1) |
事業戦略 |
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| ① |
加工食品事業 |
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国内の収益構造改革と海外の成長戦略を基に「利益と売上」を追求し、冷凍食品№1企業の地位を不動のものとします。
・国内では生産体制(OEM供給体制含む)の整備・集約を進め、継続的な成長を可能とする強固な収益基盤を構築します。
・海外では中国やベトナムなどを重点攻略地域と定め、パートナーシップの強化と海外販売拡大に対応した生産体制の整備により現地需要を掘り起こし、新たな売上成長基盤を構築します。 |
| ② |
水産・畜産事業 |
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こだわり素材と最適加工品で、生活者価値を創造し続ける中間流通業者を目指します。
・国内では長年磨き上げてきた「こだわり素材」や様々なニーズに対応した最適加工品に注力し、安定した利益構造を構築します。
・海外では現地有力企業との連携・協業を推進し、加えて中国などの成長市場では提案営業を軸にした販売活動を展開します。 |
| ③ |
低温物流事業 |
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全温度帯における有力なグローバル食品物流企業グループとして、存在感を一層高めます。
・国内ではネットワーク事業に加え、地域保管事業においても輸配送の取り扱いを大幅に拡大します。
・海外では欧州の事業会社間で連携を強めシナジーをさらに発揮し、物流ニーズの拡大が期待できる地域への積極的な設備投資を推進して、事業の伸張を図ります。中国では華東地区で事業基盤を着実に拡大します。 |
| ④ |
バイオサイエンス事業 |
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技術的な強みを発揮し、特に組織染色製品カテゴリーでは、病理診断市場における抗体試薬の開発から販売までを手がける国産メーカーとして確固とした地位を築きます。 |
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| (2) |
機能戦略 |
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持株会社であるニチレイはグループ経営力の強化を目指し、抜本的な組織見直しを通じてコーポレート機能の統合・高度化を図ります。具体的には戦略企画・立案、事業ポートフォリオ見直し、戦略的提携の推進およびグループ保有資産の再活用などの面で機動的に対応できる体制の整備に取り組みます。
加えて、次の機能戦略に取り組んでまいります。 |
| ① |
技術戦略 |
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環境や農業生産など新たな技術に関する情報収集・分析力を強化し、グループの持続的成長に向けた新規ビジネスモデル創出につなげます。品質保証機能面では中国をはじめとする成長市場への事業展開に合わせ、信頼できる検査機関のパートナーとも連携し、グローバルな検査ネットワークを構築します。 |
| ② |
人財戦略 |
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今後の海外事業展開を見据えグループ内外での人財発掘を進めるとともに、柔軟な人財配置によりグローバル人財を育成します。 |
| ③ |
財務戦略 |
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主要事業の成長を実現するため、金融情勢等の変化に機敏に対応しながら、強固な財務基盤を活かした有利な資金調達を実施します。 |
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| 3. |
グループ経営目標 |
| (1) |
グループ全体目標(連結ベース) ※以下単位未満四捨五入 |
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2016年度(目標) |
2011年度(実績※) |
| 売上高 |
5,300億円 |
4,549億円 |
| 海外売上高 |
500億円以上 |
317億円 |
| 営業利益 |
220億円 |
162億円 |
| 営業利益率 |
4%以上 |
3.6% |
| 当期純利益 |
120億円 |
79億円 |
| 1株当たり当期純利益(EPS) |
40円以上 |
26.3円 |
| 株主資本利益率(ROE) |
8%以上 |
6.8% |
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| (2) |
事業別目標(連結ベース) |
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| 単位:億円 |
2016年度(目標) |
2011年度(実績) |
| 売上高 |
営業利益 |
売上高 |
営業利益 |
| 加工食品 |
2,000 |
85 |
1,742 |
52 |
| 水産 |
800 |
12 |
657 |
2 |
| 畜産 |
840 |
10 |
756 |
5 |
| 低温物流 |
1,800 |
90 |
1,495 |
74 |
| バイオサイエンス |
36 |
6 |
25 |
3 |
| 不動産 |
50 |
21 |
49 |
24 |
※その他・全社・消去は上記に含まれておりません。 |
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| (3) |
株主還元に関する基本方針 |
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連結株主資本配当率(DOE)2.5%を目安として株主への安定的な配当を継続するとともに、内部留保の充実に努め成長分野への戦略的投資を実行します。
また、財務状況や株価の推移なども勘案しつつ、機動的に自己株式の取得・消却を検討します。 |