現在はチキンの商品開発をおこなっています。様々な原料や工程を試し目標品質を固め、工場で生産する際に起こり得る問題点や、品質に影響するポイントを探りながらスケールアップしていき、工場での生産へ繋げます。工場や他部署の人と関わりながら商品をつくり上げていく仕事です。
食品、医療、マスコミ、インフラ…と人の生活に密に関わる業界に入りたいと思っていました。特に、人の日常には欠かせない食、薬と異なりお客様に“選択”してもらえる食品について興味を持つようになり、自分がつくり上げたものを世の中に出したい、選んでもらいたいという思いで、食品業界のメーカーを中心に受けていました。
一番の理由は、採用時にお会いした方々の雰囲気が私に合っていたことだと思います。お互いを尊重する姿勢や空気感がとても心地よく、この人達と働きたい、ここであればありのままの自分で働けると感じました。人や雰囲気の良さは入社した今でも合うなぁと感じます。
面接で、誰かの思い出になるような商品をつくりたいという夢を話した時、面接官の方がものすごく大きな笑顔で共感してくださったことがありました。厳しい就職活動の中、思いを真っ直ぐ受け取ってもらえたことが本当に嬉しく、何か救われたような気持ちになったのを今でも覚えています。
短期間の営業研修、工場研修を経て、研究開発部に配属になりました。現在携わっているチキンの商品開発の前には、春巻の要素技術開発という、幅広く商品へ応用できるような、要素となる技術を中長期的に開発するチームにいました。
周りの人を巻き込んで行動を起こすことの大切さを日々痛感しています。これまで携わってきたどのチーム、どの業務でも一人で達成できたことは何一つありませんでした。もっと他部署や他チームの人も巻き込むことができていたら、もっとエキセントリックな、レベルの高い成果につながっていたのではないかと思うことが多々あります。
一口に技術開発、商品開発と言っても、学ぶべきこと、やり方、求められる考え方は様々で、大変奥が深いです。これまで先輩方が積み重ねてきた技術の凄さを身を持って感じられた時には大きな驚きと憧れを感じますし、新しい考え方に気付いた時、また自分の発想で何か新たな知見が得られた時には、とても大きなやりがいを感じます
要素技術の開発をしていた頃、先輩から「それは本当においしいのか」「お客様が求めていることなのか」を問われ、答えられなかったことがありました。革新的な技術の開発に捉われ過ぎて、最も大事なことを忘れてしまっていたことを反省し、今は、進むべき方向を間違えないよう、一番大切なことは何なのか、常に自分に問いかけるよう心掛けています。
世界を市場にチャレンジしたいと思っています。代々の先輩方や私たちがつくり上げた技術が世界中の人を魅了する食に繋がったら素敵だと思いませんか!目指すは、世界中の人の“ド定番”になるような商品をつくることです。
私にとって就職活動は自分自身と向き合うことが出来る大変貴重な機会でした。どうかご自身の思いに正直に、自分らしく、進んでいってください。ご縁はきっとあるはずです。応援しています!
出社
朝礼、ミーティング
試作開始
原料メーカーのご担当者様と商談
昼食
勉強会
以前に試作したサンプルの検品、打ち合わせ
工場とTV会議
次の日の試作準備をして退社
友人と都内で飲み会
帰宅
就寝