ニチレイグループは
「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する」
というミッションのもと、
人々の食と健康を支える幅広い事業を展開しています。
素材調達から物流に至る
幅広いリソースを持っていることが私たちの強みですが、
私たちが見つめる先は、
単にその延長線上にあるわけではありません。
この世界にまだないもの、
これからの社会が必要としているものを見極め、
これまで培ってきたノウハウを結集しながら、
これまでのやり方にこだわることなく、
新しい挑戦と、さらなる成長を模索しています。
すべては、世界にまだない“おいしい”のために。
ニチレイグループが目指す事業戦略
ニチレイグループ各社が持つノウハウや人財・設備などのリソースの共有を促進し、
環境変化に対する効率的な対応を可能とすることで、お客様への利便性を高め、
ニチレイグループならではのサービスや商品を提供できる体制を構築します。
ニチレイグループの新たな取り組み
事業を通じた社会課題解決の取り組み、新たな顧客価値の創造をご紹介いたします。
NICHIREI FOODS
ニチレイフーズ
AIを活用した異物除去技術で、
食にもっと安全・安心を
2018年2月、ニチレイフーズは近畿大学と共同で人工知能(AI)※1を使用した選別技術を開発いたしました。自社の鶏肉加工品の製造ラインでは、原料受け入れ時に金属探知、X線、近赤外線、光学・色彩などの選別技術を活用して原料の品質保持・管理をしております。
しかしながら、不定形な原料や混入している夾雑物※2の位置や角度などにより、判別の精度が下がるため、選別後に人手や目視による検品が必要となることも多くあるのが現状です。
特に鶏肉原料選別では3大夾雑物である「硬骨」「羽根」「血合い」をいかに取り除くかがポイントとなります。夾雑物をピンポイントで探し当てるので、余分に良品を除去することがなく、フードロスの削減に繋げることができます。
- 人工知能(Artificial Intelligence, AI)とは、コンピュータを使って、人間の知能のはたらきを人工的に実現したもの。具体的には、人間の使う自然言語を理解したり、論理的な推論を行ったり、経験から学習するコンピュータプログラムなどのことをいう。
- 夾雑物(きょうざつぶつ)とは、食材由来の通常食用としない部位で、鶏肉であれば骨、羽根などを指す。
NICHIREI LOGISTICS GROUP
ニチレイロジグループ
IoTを活用し、物流の効率化と
省エネルギー化を両立
冷凍設備故障予兆診断と省エネルギー化に向けた共同実証化
2018年9月、ニチレイロジグループでは(株)日立製作所と共同でIoTを活用した冷凍設備の故障の予兆診断と設備運転を効率化するためのシステムを導入しました。
これにより、今後は運転やメンテナンスの効率化を実現するとともに、熟練技術者不足の課題解決や省エネルギー化を目指します。
NICHIREI FRESH
ニチレイフレッシュ
オメガ3系脂肪酸に着目した
食肉生産で日常にもっと健康を
「亜麻仁の恵み®」食肉の提供
ニチレイフレッシュでは、人の健康に欠かすことのできない栄養素であるオメガ3系脂肪酸に着目し食肉の生産・販売を行っています。
α-リノレン酸を多く含む健康素材、アマニ由来の成分を使用した配合飼料を鶏・豚・牛※1に与えることでオメガ3系脂肪酸とオメガ6系脂肪酸のバランスを改善しつつ、肉質が柔らかく、脂の口どけが良いお肉を開発し、2006年より販売しています。
オメガ3系脂肪酸は、α-リノレン酸を代表とした必須脂肪酸で青魚やアマニ油、えごま油に多く含まれます。これらは体内でEPAやDHAに変換されます。
体内で作ることができない必須脂肪酸、中でもオメガ3系脂肪酸は現代の日本人の食生活において日ごろ不足しがちと考えられており、バランスよく摂取することは現代社会に生きる私たちにとって大切であると考えられています。
ニチレイフレッシュは、日常の食シーンで多く登場するお肉を通じて、健康管理や食バランスのサポートを提案していきます。
- 牛については個体差があります。
NICHIREI BIOSCIENCE
ニチレイバイオサイエンス
独自技術をもとに開発された
コンパニオン診断薬は
がん治療に何をもたらしたか
患者様に適切ながん治療を届けるための診断薬
ニチレイバイオサイエンスは、がん患者様の遺伝子異常の有無に応じて適切ながん治療を選択するための「コンパニオン診断薬」を2014年から製造販売しています。
これまで培ってきた独自の免疫関連技術をもとに、患者様ごとに最適な治療をお届けする個別化医療に貢献しています。