迅速診断薬の研究開発を担当しています。
感染症の疑いで病院を受診した際に、綿棒で鼻や喉を擦って陽性または陰性判定のラインを見たことのある方も多いかと思いますが、そういった上気道感染症の迅速診断キットの開発が主な業務です。
性能面において短時間・高感度なだけでなく、操作のしやすさや患者さんの負担を少なくするにはどうしたら良いかも考えながら開発に取り組んでいます。
医療や健康に関わるメーカーの研究開発職に就きたいと考えていました。
研究職は個人プレーのイメージもありますが、研究開発の部内だけでなく部門横断的に連携しながら仕事を進められる環境であるかどうかも気にしていました。
大企業の基盤とベンチャー企業の体質を持ち合わせている印象があり、若手のうちから責任あるプロジェクトに携われるのではないかと期待したからです。
また、会社説明会や面接で出会った方を通してお互いへの尊敬とあたたかい社風を感じ、ここなら私らしく働けそうだと感じたのが最終的な決め手だったと思います。
緊張してしまうのですが、控え室で社員の方と会話してリラックスできたことをよく覚えています。面接以外の場でも就活生との時間を大切にされていることが伝わりました。
入社してから現在まで、迅速診断薬の研究開発を行っています。
製品を市場に出すまでには多くの人が関わっており、様々な側面から考える必要があることを学びました。学生のときも仕事をするにはそれが当たり前だと想像していましたが、いざ働いてみるのとでは大きな違いがあり、他部門との情報交換や連携が欠かせないことばかりです。研究開発としてアイデアを具現化する努力はもちろんですが、広い視点を持って業務に取り組む重要性を感じ、そうできるようになりたいと思っています。
迅速診断キットは、大病院だけでなく地域のクリニックでも多く使われているため、「〇〇の医院に行ったらうちのキットが使われていた」という話を聞くこともあります。自分の開発した製品が比較的身近なところで使われる可能性があるということはやりがいに繋がっていますし、感染症で辛い状態の患者様や医療関係者の皆様の役に立てる製品開発をしようというモチベーションにもなっています。
特許調査も研究開発の業務の1つなのですが、1年目のときに海外特許調査を経験しました。記載言語が日本語でない上、迅速診断薬関連の知識も不十分だったので苦労しました。内容確認に時間はかかりましたが、特許の調査方法を実践を通して学ぶことができましたし、迅速診断キットの関連特許について学ぶ貴重な機会にもなったと思います。
新たな技術を用いた感染症迅速検査の開発に携われたらと考えています。迅速検査の業界も大きく進歩していますので、インパクトのある製品の開発に挑戦してみたいです。
就職活動は大変なことが多いかもしれませんが、自分と向き合うこれ以上ないチャンスだと思います。願望や大切にしたいことを自分の言葉として伝えられれば、きっと素敵な仕事・会社とめぐりあえるはずです。気付きを与えてくれるきっかけがふとしたところに転がっていたりもするので、楽しみながら頑張ってください!!
起床
出勤
出社
実験
昼食
ミーティング
実験
データ整理・資料作成
退社
帰宅
就寝