18年4月から海外工場管理グループという部署に所属しています。
当社が販売する製品には、海外生産品も多くありますが、その生産管理が主な業務です。海外生産拠点には合弁会社とOEM委託工場がありますが、私は主にOEM工場を担当しています。お客様が求める品質・数量を安定供給するために、日々のやり取りだけでなく、月に1回程度現地出張し、工場と商談しながら製品供給体制の構築に努めております。
大学時代に友人と飲食店を開いたことがあり、食に携わりたいという想いを持っていました。そこで食品企業を中心に就職活動は行いました。大学は理系ですが、いろいろな職種を経験したいという考えもあり、研究開発職だけでなく総合職や営業職など職種は幅広く受けるようにしていました。
最初に内定をいただけたということと、総合職採用で様々な職種で仕事ができそうだと感じたからです。希望する食品業界だったので、悩むことなく即日で就活は終えました。
特に印象に残っているのは2次面接です。2次面接では定番の質問ももちろんしていただいたのですが、大部分は京都が田舎か都会かという議論をしていました。就活生に対し緊張をほぐしながら、人柄を見られているなともおもいましたが、同時に良い雰囲気な会社だと感じたことが印象に残っています。
8年目で、工場、本社どちらも経験しております。2011年から3年間、工場の炒飯ラインで製造現場を覚えたのち、2014年から生産管理というポジションに就きました。生産管理の仕事は、生産性を阻害する要因を分析、改善施策検討、実行、振返りというPDCAサイクルを常に回し、原価削減することが業務内容です。2015年に本社へ異動、生産統括部国内工場管理グループ所属となりました。ここでは国内工場の業績改善・品質改善を実現すべく、工場・販売部門と一緒に全社施策を実行していきました。その後18年から現在所属する海外工場管理グループへ異動となり、場面を海外に移して今に至ります。
仕事の成功には他部門と密なコミュニケーションを取ることが重要だと学びました。当社はメーカーなので、商品開発→原料仕入→生産→出荷物流→販売・サービスというバリューチェーンが存在します。この中で生産部門は、販売する商品および数量に対し、供給責任があります。製品供給できないことは企業の信頼を損失することに繋がります。商品開発し、原料を仕入れても、その商品を生産できなければ、出荷も販売もできません。それを防ぐために、予め他部門から情報を入手、生産部門の対応を協議しておくことが重要だということを学びました。
2017年まで所属した部署は、会社内他部門とのやりとりが多かったのですが、今の部署は対OEM委託先であったり、原料サプライヤーであったり、社外との交渉が多くなりました。社外企業との交渉なので、もちろん相手先も自社にとってメリットある商談をしてきます。対して、如何に両社にとってメリットあるかを説明し、納得してもらいながら対応いただくかを狙うのですが、その駆け引きはこれまでにない経験で、楽しさ・やりがいを感じています。
異動直後ですが、当社希望数量に対し、出荷直前になってOEM先が生産できていないというトラブルを解決したことです。生産できない数量は数百トン規模でした。何とか生産対応してもらうべく、急遽現地へ出張し数日間ずっと打ち合わせを行いました。結果、当社としても妥協点を見つけながら、OEM先にもご協力いただき、大きな欠品等発生することなく解決できました。このトラブルで改めて早めにコミュニケーションを取ることの重要性を認識しました。
早いうちに経験したいことは海外勤務です。将来の食品業界を考えると、企業のグローバル化は一気に進むと考えています。その場合、社員もグローバルな考えを持ち、成長することが求められます。日本国内での戦略と海外での戦略は考え方から異なると思いますので、早いうちに海外勤務を経験し、取り組み方、意識、コミュニケーションなどを学び、日本国内戦略と海外戦略どちらでも会社貢献できる人材になりたいと考えております。
就職活動はESや面接など同じようなことの繰り返しで大変だと思います。ただご自身の人生を左右するターニングポイントでもありますので、粘り強く取り組んでください。良いことばかりアピールする企業もあります。良い点だけで判断せず、会社説明会などで悪い点も聞き出しながらご自身に合う企業を探してみてください。
起床
出勤
出社
部内ミーティング
品質保証部と打ち合わせ
昼食
OEM生産状況確認
営業打ち合わせ
退社
飲み会
帰宅
就寝