Actionグループ女性活躍推進プロジェクトの活動
ニチレイグループでは、誰もが活力をもって働き続けられる環境づくりに向けて、各社で様々な取り組みを行っています。一方で、女性活躍推進はグループ各社共通の課題でもあることから、各社からメンバーを選出し、グループ横断での女性活躍推進プロジェクトを発足しました。女性が今よりもイキイキと働くことで、多様性が尊重され、誰にとっても働きやすい職場となり、その結果、性別にかかわらず、すべての従業員が最大限に個の力を発揮できるようになることを本プロジェクトでは目指していまいります。
Project Team
事業の異なる各社から、年齢や職位や業務も異なる多様なメンバーで構成されています。
職場の現状と女性の本音を反映し、女性が自信をもって働き、成果を出せる風土づくりを目指しています。
Members' Voicesプロジェクトメンバーの声
プロジェクトメンバーに選ばれたとき「なぜ自分が?」と思ったが、実際に参加して、グループ各社から集まった皆と話す機会を重ねることで、自分が成長できた実感がある。
この経験を活かして、まずは自社内で出来ることから始めていきたい。今後は、このメンバーと協力して、グループ全体を動かしていきたい。
ニチレイロジグループ
プロジェクトに参加する前は、役職や管理職は大変そう、残業も多そう、というマイナスのイメージが強くあったが、プロジェクトメンバーと話をするうちに、自分自身も、そしてその周りも変えていくことができる、自分もやりたいことにチャレンジできるという役職や管理職のプラスの面に目を向けられる機会となり、とても良かった。
今後、キャリアについて考える場面がもっと増えると役職や管理職に対する意識も変わってくるのではないか、と活動を通して考えた。
議論の中で出てきた「連鎖」という言葉がとてもしっくりきた。マイナスの気持ちの中にいると、自主性や挑戦というところに意識が向かないが、前向きな話や気持ちを共有していくことで、チャレンジすることに対する考えも前向きに変わっていくことを実感した。是非活動を続けて、このような場を広げていきたい。
ニチレイ
任命されたときは、私よりもっと相応しい人はいると思ったが、実際にプロジェクトの活動に参加してみて、今は自分を選んでいただいたことに感謝している。 一番良かったことは、会社が女性活躍推進をどう考えているのか、どう取組もうとしているのか、という会社の想いを直接知ることができたこと。 このような機会を頂けたことがありがたく、自分自身の意識も変わった。 今回のメンバーは、ニチレイグループで働く女性である以外、年齢も役職も通常の業務内容も違う。そんな異なる視点を持ったメンバーから出たそれぞれの意見を互いに受け入れ合える環境がとても良かった。自分の考えを言語化する良い機会であり、自分自身の視野が広がったと思う。
ニチレイフーズ
プロジェクトに参加して、以前よりも前向きな気持ちになれたと感じている。
グループの女性社員同士であっても話す機会はこれまでなかなかなかったが、会社の垣根を超えて話す機会は、すごく大事だと思った。
このような機会を増やすことによって、他の多くの人が自分の気持ちを話すことができたり、前向きになれたりし、それが結果的に女性活躍推進に繋がるのではないかと思う。
一方で、管理職になることだけが、女性活躍ではないとも感じている。管理職になるということは女性が活躍していくための選択肢の一つであるため、そのチャンスを狭めないことは大事だと思うが、別の選択肢として管理職ではない女性活躍もあって良いのではないかと思う。みんながいきいきと働けるという意味での女性活躍を推進していきたい。
ニチレイ
5か月間の活動はあっという間だった。
メンバーに選ばれたときは、なぜ私が?という思いがあったが、今思うと、管理職、マネジャーに登用された時と全く同じ感覚かもしれない。自分で良いのか、ちゃんとできるのか、「なぜ自分なのか」ということは、何かに挑戦する前は誰しも感じるものなのだと思う。
実はこのような女性に限定した活動は好きではないが、今回のプロジェクトに参画して、「そうしなければいけない社会的な背景」や「当社が置かれている現実」を知ることができたことは大きな収穫だった。
むしろ、女性活躍推進は女性だけの問題ではなく、”全員で考えるべき課題である”ことを、自分も責任を持って伝えて行かなければならないと改めて自覚した。
現在のGLという自身の職位はそういう役割も担っていくことだと思うので、引き続きこの活動に関わり続けていきたい。
ニチレイフーズ
自分が入社したころから何も変わっていないということに最初はビックリした。
自分がこれまで働いてきて、言葉にしていなかったがモヤモヤしていたことをこの場で話すことによって、「そういうことだったのか」と自分でも改めて気付くことができた。これから会社が少しずつ変わって、皆さんが更に活躍していくのを応援していきたいと思う。私の経験を皆さんに伝えつつ、これからも皆さんの力になっていきたい。
ニチレイバイオサイエンス
プロジェクトメンバーの話をいただいた時に、自分がロジグループの代表として参加して良いのか、という不安だらけだった。
実際に参画してメンバーとの意見交換をしてみると、自分が思ってきたことが間違っていなかったと感じることや、全然違う意見や考えてもいなかったような意見を聞く機会があり、話をしてみないと分からない、いろいろな気付きがあった。
性別に関わりなく、「個」の力を認め合えることが誰にとっても当たり前だと思える、働きやすい環境を作りたい。そのためにも、自分が出来ることを周囲に働きかけていこうと思う。
これまでは受け身であることが多かったが、今回の活動を通じて、これからは自分の思っていることを積極的に発信していきたいと思うようになった。
今ではこのプロジェクトへの参画は自分にとって、とても貴重な経験になっていると感じている。
ニチレイロジグループ
このプロジェクトに参加して普段感じていることを紐解いていくと、女性はこうあるべきだと自分自身で決めつけたり、キャリアを描けない理由を周囲のせいにしていた部分があったと気付くことができた。今後は自分にも他の方にも抱いてしまっている認知バイアスなどを払拭していきたい。その上で自分事として女性活躍推進について考え続けていきたい。
また、今回のプロジェクトの中で行った役職女性向けのアンケートでは貴重な意見を聞くことができたため、今後も続けたい。本人の1つ上の階層の方の話を聞く場や、上司に話を聞いてもらいたいという思いを叶えるような場を提供していきたい。
会社の垣根を越えてプロジェクトを進めていく大変貴重な経験ができたと思う。
ニチレイフレッシュ
Project Reader
Interviewプロジェクトリーダー インタビュー
株式会社ニチレイ 片岡 恵美 執行役員 ダイバーシティ推進部長
女性活躍推進という大テーマへの想いと、これまでの取り組みについて教えてください。
ダイバーシティの推進は、以前よりグループ各社それぞれが取組み、着実にベースを作りあげてまいりました。今後は、多様な業態(加工食品事業、水産事業、畜産事業、低温物流事業、バイオサイエンス事業)の集合体であるニチレイグループ全体での取組みに進化させ、推し進めることでより大きな成果が得られると考えました。多様性を認め、誰もがイキイキと働く事のできる組織風土の醸成と環境整備は欠くことのできない取組です。この過程において、女性活躍の推進は重要な第一歩となります。このような考えのもと発足したのが、女性活躍推進プロジェクトです。各社の現場で働いている女性社員の方々をプロジェクトメンバーに選出し、ニチレイグループの女性活躍推進のあるべき姿について、多様な視点で、かつ実態に基づいたディスカッションを重ねてきました。
プロジェクトメンバー皆で白熱の議論を重ねていく中で見えてきたのは、「活躍したい」「キャリアを切り拓きたい」「どうしたら会社に役に立てるか」という共通の想いがあるということです。各社がそれぞれの歴史を積み重ねてきたからこそ、現場からの意見は示唆に富んだものでした。それらが一つの方向性に集約された時、ニチレイグループにしかできない素晴らしい取り組みになるのではないかと考えています。
プロジェクトを通して、ニチレイグループで働く社員の皆さんに感じてほしいことは何ですか?
ニチレイグループが持続的に成長していくために重要なのは、性別・年齢・あらゆる属性に関係なく、多様な方々に個々の力を存分に発揮していただくことです。それぞれの力の組み合わせが、イノベーションにつながり、新たな企業価値を生み出す原動力になっていくと思います。女性活躍推進は新たな価値の創造のために欠くことのできない大事な一歩となります。女性社員を含むすべての社員の皆さんにお伝えしたいのは、ニチレイグループが本気で女性活躍推進に取り組んでおり、そのための環境づくりを積極的に推進しているということです。
ここでの「女性活躍推進」とは、職位を上げていくことだけを意味するのではありません。それぞれの個性や得意分野を磨きながら、既存の枠のとらわれず自分の力を最大限に発揮し、イキイキ働きたい、成果をだしたい、そんな方を応援する取り組みです。今はキャリアを切り拓いていくことに壁を感じている方も、自分の力を発揮できるのだという自信を持ってもらい、チャンスをつかんでほしいと願っています。私たちニチレイグループは、女性の活躍はもちろん、多様な方々の活躍を推進していくことで企業価値の向上につながり、さらにその企業価値がお客さま(消費者の方々)にしっかりと届けられる。そこに全力を傾けて取り組んでいることを広く社会の皆さんにご理解いただくべく、今後も女性活躍を推進していきます。