物流のダイナミクスと食品を扱う繊細さ
併せ持つプロフェッショナルとして得た信頼

株式会社ロジスティクス・ネットワーク
3PL推進部
物流企画グループ 兼 外食サポートグループ
井川 美保
2003年度中途入社 商科 卒業
※ 所属部署、掲載内容は取材当時のものです。

お客様の内側から、もう一歩先を提示

サードパーティ・ロジスティクス、いわゆる3PLとは、お客様の物流部門を最適化するための戦略を担うお仕事です。そのためには、お客様の組織の内部に入り、現状で抱えている問題点を共に洗い出していく作業が不可欠です。

ある時、大手外食チェーンのお客様から、物流の全体最適のため何とかしたいとのご相談がありました。保管や輸配送の側面からも当然提案が必要でしたが、物流部門の事務作業を確認したところ、改善が必要な状況でした。当時、店舗からのクレーム対応や他部署からの問い合わせなどに追われ、本来重要な商品の需給管理に手が回らない状況だったのです。オペレーション視点に立った改善による効率化をご提案し、お客様が需給管理や物流管理といった業務に集中できるよう、それ以外のオペレーション業務について弊社に委託していただき、さらにお客様の物流部門の仕事の改善もサポートとすることになりました。

物流部門において、物流再編といったハードな部分だけでなく、現場のオペレーションを改善すれば本来は対応できることを、人手不足などを理由にご本人たちが諦めてしまっていることが、実は少なくありません。

第三者としてプロが見つめることで、現場が抱える問題点と改善策が見えてくるのですが、そのようにお客様の社内の業務に関してご提案していくためには、まずお客様から信頼していただかなくてはなりません。そのためにも、まずはお客様のお話にとことん耳を傾けます。共感した上で、同じ目線になるのではなく、違う視点で物事を見つめ、お客様がまだ気づいていない、もう一歩先のこともご提案するよう心がけています。

一人一人のポテンシャルを伸ばす組織

ニチレイロジグループの社風の魅力の1つが、働く一人一人の潜在能力をできる限り引き出そうとしてくれる眼差しの温かさです。実は、私は新卒でニチレイ中部営業支社に事務職で入社したのですが、営業職への憧れが断ちがたく一度転職しています。思い切って飛び出した時も、そして、憧れに敗れ落ち込んでいた時も、ニチレイの上司たちは常に私のやりたいことを応援し気持ちを受け止め新たに働く環境を与えてくれました。

その後、夫の転勤で東京へ行くことになった時も、東京での仕事につないでくれましたし、その後、夫の九州への異動が決まった時は、マネージャーに昇格の上、ロジスティクス九州に異動させてくれたこともありました。

低温物流は、皆さまのお口に入る食品を扱うことが多いため、非食品などの物流とは違う細やかさが求められます。物の流れの川上から川下までを扱うダイナミックさとともに繊細さが必要なのです。物流拠点の再編といった大きな部分だけでなく、現場のオペレーション1つ1つにも改善の糸口がある。

ライフイベントの多い女性は、仕事を辞めようかと考えるタイミングが何回かあると思いますが、繊細さを求められる物流の現場では女性ならではの知識や知恵がとても重要だと感じています。私が若い頃に支えてもらったように、今度は私が、若い社員たちのキャリアプランを支えていく。今はそんなステージに自分が立っていると感じています。

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