躍進する中国市場で
ゼロから信頼関係を構築する

株式会社ニチレイ・ロジグループ本社
上海事務所(上海鮮冷儲運有限公司)兼
海外事業推進部マネージャー
重藤 匡
1996年入社 理学部応用化学科 卒業
※ 所属部署、掲載内容は取材当時のものです。

希望、そして挫折を乗り越えて。

私は、2004年春に中国上海市で設立された中国系1社と日系2社の計3社によるJV(合弁)会社「上海鮮冷儲運有限公司」の事業経営全般に携わっています。ニチレイロジグループ各社の事業態の中では数少ない、実車両を保有しての運送事業を軸とした保管・流通(配送)パッケージを売りとしています。関わる業務内容としては、新規事業の営業・企画提案に始まり、お客様受託時のスムーズな稼動計画と実行、さらにはその全体的な業績管理までと多岐に渡っています。ロジグループ各社は分社化に伴い多くの権限委譲を受けており、自分のアイデアや想いが経営に直接届けられます。舵取りの一部に貢献している実感を持てることは、私たち一社員にとって大きなモチベーションです。

私が中国に赴任したのは2005年、初めての海外勤務でした。国内ではロジグループの強みを背景にした安心感に支えられながら働いていましたが、海外ではそれは通じない。責任の重さをひしひしと感じながらも、新市場で「やってみたい!」と希望を抱いて赴任しました。ただ、正直なところ、人々の考え方や商習慣などがあまりにも違い過ぎて、最初は「打ちのめされた」というのが本音です。少しずつお客様や現地スタッフとコミュニケーションを深め、関係を築くには1年くらいかかったでしょうか。

「選ばれつづける仕事」のやりがい。

私のこだわりは、会社のブランドスローガンと同じく「選ばれつづける仕事」をご提供すること。これは、お客様・当社双方が「WINxWIN」の関係を保ち続けられる「仕組み」を構築することで成り立つと考えています。私がお客様へ接するときや企画提案時に念頭におくのは、この「選ばれつづける仕組み」をいかにご提供するか、という点です。中国ではどうしてもまだ「低価格・低品質」を選択される傾向が強いですが、当社の「物流品質」を信じてもらい、新規業務を立ち上げ、終了した際、「任せてよかった」という言葉をいただけたときが最高の瞬間。そして、次の仕事の依頼につながることがいちばんの喜びです。人と人のつながりを重視する中国では、一度信頼関係ができるとその絆は太く、強くなります。

私たちは生活必需品である「食」という公共性の高い分野に物流という機能で関わっています。荷主のお客様だけでなく、その商品を購入される消費者の方々へも仕事の結果が直結しています。寝静まった深夜に配送作業がピークを迎え、明け方から各お客様へ商品をお届けすることも多いのですが、休日に街中に出ると当社の納品車両をスーパーやコンビニエンスストアで見かけることができます。そんなとき、上海で生活をされている外国人を含めた方々に365日休まず食品をお届けしている責任感と誇りを感じます。

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