世界で通用する
確かな技術力がここにはある

株式会社ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリング
エンジサービス事業部マネジャー
永森 吉和
1989年入社 電気科 卒業
※ 所属部署、掲載内容は取材当時のものです。

20代の頃の現場での経験が、その後活かされる

入社後配属となったのは現在の大井物流センターで、フォークリフトの修理から仕事が始まりました。当時、社内最大だったこのセンターにはフォークリフトが約40台もあり、先輩に教わりながら必死に修理を重ねました。その後、都内近郊にあるセンターを移り、センターにあるエレベーターや冷凍設備の修理を担当したり、また、簡単な設備の新設も自分たちの手で行っていました。特に船橋物流センターは赴任当時新設のセンターでしたので、部品整理用の棚を設置するなど、すぐにでも修理対応ができるよう使い勝手を良くしたりもしました。

当時はどれも初めての経験で純粋に楽しんでいましたが、今振り返ると、その後の仕事に活きる非常に貴重な機会でした。たとえばフォークリフトの買い替えをする立場になったとき、実際にいじっていたからこそ、「買い替えをすべきタイミングか」「どのようなメンテナンスが今後必要か」「値段交渉で押さえなくてはいけない点は何か」といった勘所が掴めていたのです。また、水道管増設を外部に依頼するときも、外部の企業は工事の専門家ではあるが物流センターのことは知らないことも多いので、最適な配置を我々の側からきちんと要求ができる。これも自らの手で直接触れた経験があるからこそです。

冷凍庫、冷蔵庫はもちろん、建築、電気設備等々、実に様々な機械に触れてきました。幅広い体験が幅広い知識となり、やがてはセンター全体の設備について考えられるようになる。その仕事領域の広さに当社エンジニアの面白味があるのではないでしょうか。

低温物流技術を、世界に伝える

30代になった頃から、センターの設備全般を任されるようになりました。年間のメンテナンス計画を立て、修繕予算の確保、外部業者の選定等を行います。たとえば大規模な物流センターでは、修繕費だけで年間1億円、設備投資にも1億円といった規模でした。その時勤務していたセンターが、設備投資として低温化工事が行われていた時期でもあり、熱負荷計算等を行いながら設備配置を考えました。自分で決めたことが形になる、そのことが非常に面白かったです。

現在はセンターの設備維持保全業務、購買代行、技術サポート等を全国展開する部署にいます。たとえば省エネ施策を推進する、来年度の設備投資案件を取りまとめたりしています。

今、特に面白さを感じているのが海外とのやりとりです。上海、あるいは最近オープンしたタイのセンターなどでは、様々な技術スキルの蓄積が行われている最中で、相談が寄せられることも多々あります。上海の冷蔵庫でトラブルがあった際には、現地に駆け付け修理も行いましたが、現地のエンジニアと『技術』を通じてコミュニケーションができ、「自分たちの技術は、実は世界のどこでも通用する技術なんだ」と実感します。

普段は「あって当たり前」の技術でも、実は低温物流の世界に不可欠の技術を担っている。そう思うと、大きな責任感と共にオンリーワンのやりがいも感じますね。

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