氷の実験室 とけ方で氷を見分けよう

もともとニチレイは氷屋さんでした。
氷が大好きなニチレイはこの「氷の実験室」で、みなさんと一緒に「氷」の秘密をじっと見つめ考えていきたいと思います。
雪と氷が大好きなレイちゃんとロジロジくん、氷博士の石井先生と一緒に、氷の不思議に触れてみましょう。

氷博士

ここに3種類の氷があります。

レイちゃん

どれも同じように見えるけど…。

氷博士

実は、普通の水でつくった氷と、同じ濃度の食塩水と砂糖水でつくった氷なんです。どれがどの氷だかわかりますか?

ロジロジくん

なめてみればわかるよね!

氷博士

そうですね(笑)。それ以外の方法はどうでしょう?

レイちゃん

食塩水と砂糖水では、凍り方が違ったよね。じゃあ、とけ方も違うんじゃないかな?

やってみよう!

実験7

どの氷が早くとける?

用意するもの

  • (a)水
  • (b)水100gに食塩10gを溶かした食塩水
  • (c)水100gに砂糖10gを溶かした砂糖水
  • 製氷皿
レイちゃんとロジロジくん

手順

  • 1. (a)~(c)を製氷皿に入れて凍らせます。
  • 2. (a)~(c)の氷を冷凍庫から出して、とけ方を観察してみましょう。どれが早くとけるかな?

予想

(a)水、(b)水100gに食塩10gを溶かした食塩水、(c)水100gに砂糖10gを溶かした砂糖水はどれが早く溶けるでしょうか?

  • A

    (a)→(b)→(c)の順でとける

  • B

    (a)→(c)→(b)の順でとける

  • C

    (b)→(c)→(a)の順でとける

  • D

    (c)→(b)→(a)の順でとける

  • F

    どの氷もとけ方は同じ

答え

C (b)→(c)→(a)の順でとける

水に他の物質が溶けていると、その濃度が濃いほど凍りにくく、また凍ったものはとけやすくなります。
同じ濃度の水溶液でも、溶けている物質が違うと、凝固点や融点(凍る温度やとける温度)は変わります。食塩水と砂糖水の場合、同じ濃度では食塩水の方が凍りにくく、またとけやすくなります。

この「氷の実験室」は、自由研究など幅広く活用していただきたいと思って作りました。
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2022年1月24日