氷の実験室 水と氷と油の重さ比べ
氷の重さを考える(4)

もともとニチレイは氷屋さんでした。
氷が大好きなニチレイはこの「氷の実験室」で、みなさんと一緒に「氷」の秘密をじっと見つめ考えていきたいと思います。
雪と氷が大好きなレイちゃんとロジロジくん、氷博士の石井先生と一緒に、氷の不思議に触れてみましょう。

もっと知りたい!

レイちゃん

油は水より軽いよね。じゃあ、氷と油はどっちが軽いのかな?

やってみよう!

実験2-2

水と氷と油の重さ比べ

レイちゃんとロジロジくん

手順

  • 1. 透明カップに水を入れ、そこに食用油を注ぎます。
  • 2. 水と食用油が2層に分かれたら、その中に氷を入れてみましょう。

入れた氷はどうなるかな?

答えを見る

氷は水と油の間に浮かぶ

水と油では、水の方が重いので、水が下、油が上に2層になります。そこに氷を入れると、氷は水の層と油の層の間に浮かびます。氷は水より軽く、油よりやや重いのです。

もっと知りたい!

ロジロジくん

あれっ?この氷は油の中に浮かんでいるよ!

氷博士

その氷は、冷蔵庫の製氷室でつくった氷ですね? 水道水を家庭の冷蔵庫で凍らせてつくった氷は、白く濁っていることが多いですが、その白い部分は氷の中に閉じ込められた空気の気泡です。平成24年版「理科年表」によると、室温の菜種油の密度は0.91~0.92g/cm 3 (オリーブ油もほぼ同じ)。0℃の氷の密度は0.917g/cm 3 で、ほとんど変わりませんね。そのため、気泡が入って密度が少し低くなった氷だと、油の中で浮かんだり止まったりすることもあります。市販の透明氷でも試してみましょう。

この「氷の実験室」は、自由研究など幅広く活用していただきたいと思って作りました。
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2022年1月24日