おいしさへの取り組み 運送会社との連携を強化し、物流品質の向上を目指す
「ロジネット協力会」ロジスティクス・ネットワーク

ニチレイは「おいしさへの取り組み」という思いから、家庭で愛される商品を作り続けてきました。
家庭で愛される商品の美味しさの秘密や、皆様によりおいしい瞬間を届けるため行っている取り組みについてご紹介します。

24時間365日、全国津々浦々を無数のトラックが行き交いながら、必要なものを必要な場所へ運ぶ──。そんな日本の物流は、高度化かつ広域化しているために、物流のオペレーションと実運送が分業されている場合が多い。
各地で物流拠点を運営するロジスティクス・ネットワークの場合もそうだ。自社のトラックを持たず、運送会社と連携しながら、毎日約4,000台のトラックの運行によって、冷蔵・冷凍食品の輸配送事業を展開。そうした体制でありながらも、自社基準で統一された質の高い低温物流サービスを全国で実現している背景には、「ロジネット協力会」の地道な活動がある。

ロジネット協力会とは、運送会社で組織される任意団体で、現在113社が加盟。物流のオペレーションを担当するロジスティクス・ネットワークと、トラック運送を行う各社の連携を強め、輸配送における安全と品質の向上を目指すために活動している。

2014年3月に、各支部の予選会突破者が参加して行われた「ドライバーコンテスト全国大会」

低温輸送で品質を守るためには、冷凍機を正しく稼働させ、商品の積み込み・積み下ろし時に扉の開閉に注意するなど、温度管理のノウハウが欠かせない。さらにお客様と直接接して物流サービスの「顔」となる存在のドライバーには、専門知識とプライドを持って業務にあたってもらわなければならない。ロジネット協力会では、その核となる内容を記載したロジネット協力会乗務員手帳を全ドライバーに配布。さらに、結束力を高めるための情報交換会のほか、知識・技能・マインドを重視したドライバー教育を実施している。その一環である「ドライバーコンテスト」では、冷凍食品などの知識のほか、独自に設けた50項目で車体の安全性を正しく確認できるかを競う。このコンテストは、ドライバーの知識や技能の向上はもちろん、日ごろの乗務に対する意欲を高めるモチベーションづくりにも役立っているという。
ロジスティクス・ネットワークは、不可欠のパートナーである運送会社各社と、互いに切磋琢磨しながらパートナーシップを築いてきた。長年かけて積み重ねてきた信頼関係を今後も深めていきながら、さらなる物流品質の向上を目指している。

  • 初出:2014年4月7日発行 ニチレイグループ広報誌OriOri 第34号
  • 改訂:2014年7月1日

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2022年1月24日