氷の実験室 番外編
冷蔵庫探検隊 その3

もともとニチレイは氷屋さんでした。氷が大好きなニチレイはこの「氷の実験室」で、
みなさんと一緒に「氷」の秘密をじっと見つめ考えていきたいと思います。
雪と氷が大好きなレイちゃんとロジロジくん、氷博士の石井先生と一緒に、氷の不思議に触れてみましょう。

ロジロジくん

確かにヒンヤリ涼しくなるよね。でも、それくらいでこんなに大きな冷蔵倉庫を冷やせるの?

氷博士

気化熱のパワーは、実は結構すごいんです。
身近なもので実験してみましょう。さらにいろいろな工夫をして「気化熱」のパワーを⾼めてつくったのが、冷蔵倉庫の冷却装置です。大きなマグロもカチカチに凍って⻑期保存できる、-60℃というような超低温の倉庫をつくることもできます。

レイちゃんとロジロジくん

気化熱ってすごいんだねー!

氷博士

冷却装置のしくみ

冷媒が気体になったり液体になったりしながら装置の中を巡ることで、
熱をポンプのようにくみ上げて運んでいます。

下図の①~④の数字をクリックすると、それぞれの装置の中で起こっていることが見られるよ。

この「氷の実験室」は、自由研究など幅広く活用していただきたいと思って作りました。
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2022年1月24日

圧縮して圧力を高めると、冷媒は摩擦熱で高温になります。
冷媒は冷却水に熱を放出して冷やされ液体になります。
膨張弁※から噴射されると、冷媒は低圧で細かい粒になります。
低圧で蒸発しやすい状態の冷媒は、冷蔵倉庫内の熱をうばって、気体になります(蒸発)。