おいしさへの取り組み ふっくら、やわらかな食感の定塩鮭
「浜の紅太郎」ニチレイフレッシュ

ニチレイは「おいしさへの取り組み」という思いから、家庭で愛される商品を作り続けてきました。
家庭で愛される商品の美味しさの秘密や、皆様によりおいしい瞬間を届けるため行っている取り組みについてご紹介します。

ご飯に合うおかずとして、日本の食卓には欠かせない塩鮭。近年は洋風メニューにも使える生鮭にやや押され気味でした。そこでニチレイフレッシュは、今の時代に合った、より多くの人に「おいしい!」と言ってもらえる定塩鮭 ※ をつくりたいと考えました。

※塩水に漬けて塩分を均一にしみ込ませる「定塩法」で加工した鮭。現在店頭で販売されているいわゆる「塩鮭」は、ほとんどが定塩鮭。

特に、魚好きには人気の高い「天然の紅鮭」のおいしさを広く知ってもらいたいと、製法に工夫を重ねました。こだわったのは、ふっくらとしたやわらかな食感。ニチレイフレッシュでは、鮭の細胞をできるだけ壊さず加工する技術を磨き、旨みや水分をしっかり閉じ込めたのです。さらに、2日間にわたってていねいに熟成させることで、尖った塩味をまろやかにし、より旨みを引き出す。こうして生まれたのが、天然鮭本来の味を生かしつつ、冷めてもふっくらとやわらかい定塩鮭「浜の紅太郎」です。

この「浜の紅太郎」は、普通の定塩鮭と見た目は変わりません。でも、食べていただければ味の違いははっきり感じていただけるはず。私たちは、お客様に「味で選ばれる」定塩鮭を目指してきました。実は、東日本大震災時、加工を担当するニチレイフレッシュグループのフレッシュまるいち小名浜工場が津波で浸水。一時生産がストップしたのですが、お取引先からの復活を求める声を非常に多くいただき、被災から約3カ月後には、従業員総出で力を合わせて、生産を再開させました。
これからもニチレイフレッシュは、皆さまの期待に応えるこだわりの逸品をつくり続けていきます。

  • 初出:2012年10月1日発行 ニチレイグループ広報誌 OriOri第27号
  • 改訂:2014年3月20日

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2022年1月24日