過去大会ハイライト

過去の大会のハイライトや優勝者の情報をお伝えします。

2022

西村優菜YUNA NISHIMURA

西村優菜が圧巻の”ノーボギーV”で大会新記録を樹立

大会初日は、絶好のコースコンディションの中、「世界でも戦える"大器"」として注目を集める18歳のルーキー佐藤心結が持ち前の飛距離を武器に自己ベストを一気に2打更新する64をマーク。8アンダーで首位に立つと、1打差の7アンダーに西村優菜、6アンダーに有村智恵、4アンダーに前週優勝の山下美夢有や稲見萌寧といった実力者が上位に名を連ねた。

続く2日目も初日の勢いそのままに上位陣はスコアを伸ばし合う展開へ。驚異の22パットと得意のパッティングが冴えわたり、会心の65をマークした森田遥が、初日から首位をキープする佐藤心結、好調の西村優菜と共に通算11アンダーで首位に立つと優勝争いはハイスコアの大混戦へ。

大会最終日は、スコアメイクに苦しむ佐藤心結を横目に優勝争いは西村優菜と森田遥の"一騎打ち"の様相へ。一進一退の攻防が続いたが、優勝争いも佳境を迎えた15番のセカンドショットで"痛恨のシャンク"に見舞われ森田遥がスコアを落とし、勝負あり。終わってみれば、安定感抜群のゴルフで着実にスコアを伸ばし続けた西村優菜が通算17アンダーで大会新記録を樹立し、1990年以降、史上12人目となる"ノーボギーV"を達成した。

2021

申ジエSHIN JIE

白熱したプレーオフ、激闘を制したのは本大会4勝目の申ジエ

大会3連覇を目指す鈴木愛に大きな注目が集まった2021年大会。初日から混戦ムードの様相を見せると、2日目、最終日と目まぐるしく首位が入れ替わる展開へ。そんな一進一退の攻防を制したのは百戦錬磨の二人だった。元世界ランキング1位の申ジエと2007年に日本女子ツアー初となる"3週連続優勝"を達成している全美貞が通算10アンダーまでスコアを伸ばしプレーオフへ突入すると、互いに"永久シード"を目指す実力者同士の戦いは、プレーオフ4ホール目までもつれ込む激闘となった。プレーオフ4ホール目、第1打でフェアウェイを捉え切れず、勢いに乗り切れない全美貞に対し、残り202ヤードの第2打を5Wで見事2オンに成功した申ジエが、約11メートルのイーグルパットをきっちり2パットで沈めバーディを奪取。申ジエが"会心の一打"で激闘を制し、節目となるJLPGAツアー通算25勝目を飾った。

2020

中止

2020年大会は新型コロナ感染症の影響により中止

2019

鈴木愛AI SUZUKI

2週連続優勝と大会2連覇の偉業を達成した鈴木愛

大会初日は、ツアー未勝利のルーキー、高橋彩華とツアー通算2勝目を狙う藤本麻子がともに6バーディ、1ボギーの「67」で首位発進。続く2日目は、高橋彩華が「68」で回り、通算9アンダーで単独首位をキープ。8バーディ、1ボギーの「65」と伸ばした比嘉真美子が1打差の2位に浮上した。さらには、通算7アンダーの3位には鈴木愛、5アンダーの5位タイで三ヶ島かな、篠原まりあ、黄アルムが追いかける展開に。大会最終日、優勝争いは3位タイからこの日2アンダーで回った鈴木愛と最終日パープレーだった高橋彩華が通算9アンダーの「207」で並び、決着は2年連続でプレーオフに委ねられることになる。迎えたプレーオフ1ホール目、鈴木愛がバーディを奪い勝負あり。シーズン3勝目を2週連続優勝と大会2連覇で果たした鈴木愛は、優勝賞金1440万円を加え、賞金ランキングの首位に立った。

2018

鈴木愛AI SUZUKI

大会史に残る三つ巴のプレーオフを制したのは、大会初優勝の鈴木愛

大会初日は、プロ1年目の新垣比菜が6バーディ、2ボギーの「68」で回り、4アンダーで単独首位スタートを決める。1打差の3アンダー2位タイには鈴木愛、テレサ・ルー、申ジエが続き、若手・ベテランがひしめきあう大混戦になり大会の幕を開けた。
大会最終日は、優勝争いは通算9アンダーの「207」で2017年の賞金女王・鈴木愛、前年大会を制したテレサ・ルー、2014年から本大会3連覇を達成した申ジエが並び、大会史に残るスリリングなプレーオフとなった。1ホール目でバーディを奪えなかったテレサ・ルーが脱落。続く2ホール目、申ジエが第1打をバンカーに打ち込み、リカバリーも乱れてダブルボギー。確実なプレーでパーをセーブした、鈴木愛が大会初優勝を飾った。

2017

テレサ・ルーTERESA LU

テレサ・ルー、2位と5打差の圧巻のプレーで笑顔の大会初優勝

大会2日目、7アンダーの「65」、通算11アンダーに伸ばした単独首位のテレサ・ルー(台湾)、4打差の2位には新海美優、通算6アンダーの3位には、葭葉ルミと姜 秀衍(韓国)が続いた。そして迎えた大会最終日、前半を終了したところで、同組の新海美優に1打差まで迫られプレッシャーと焦りを感じたテレサ・ルーだったが、雨が降ってきた中で迎えた10番ホールで気持ちを切り替えてバーディを収めた。終わってみれば2位と5打差をつけた通算12アンダーと、圧巻のプレーで優勝を飾った。2位タイには武尾咲希、葭葉ルミ、新海美優の若手の3名が名を連ねた。また、大会4連覇がかかっていた申ジエはスコアが伸ばせなかったものの堅実なプレーで7位タイで大会を終えた。

2016

申ジエSHIN JIE

申ジエ、見せたプロの意地 逆転で大会3連覇

アマチュアの勝みなみが通算10アンダーで単独首位とし、優勝すれば史上初となるアマチュアでのツアー2勝目と、ツアー2勝目達成の最年少記録の更新に注目が集まった大会最終日。立ちはだかったのは2打差の8アンダーでスタートした申ジエ。前半に勝みなみがスコアを落としたのを見逃さず、確実なバーディーを重ねて逆転。後半もそのままスコアを伸ばし、5バーディー、1ボギーの68、通算12アンダーで申ジエが優勝、ツアー史上3人目の同一大会3連覇を達成した。2位は勝みなみ、3位タイには最終日に66でスコアを伸ばした西山ゆかり、渡邉彩香、イボミ(韓国)の3名が名を連ねた。

2015

申ジエSHIN JIE

逆転で大会2連覇を飾った申ジエ

首位の李知姫(韓国)を、2打差で2位のアンソンジュ(韓国)と3打差で3位タイの申ジエ(韓国)が追う展開で迎えた最終日、優勝争いを制したのはディフェンディングチャンピオンの申ジエだった。首位でスタートした李知姫との3打差をじわりじわりと追い詰めて、15番ホールで首位に並ぶと、勢いに乗り17番ホールでバーディーを奪い、ついに逆転。そのまま逃げ切り5バーディー、ノーボギーの67、通算11アンダーで、2014年大会に続く大会2連覇を飾った。2位は惜しくも敗れた李知姫、3位タイには鈴木愛、黄アルム(韓国)、アンソンジュ、6位には最終日を65で回り、急浮上したテレサ・ルー(台湾)が名を連ねた。

2014

申ジエSHIN JIE

冷静に戦い抜いた申ジエ 圧巻の勝利

最終日、2位と4打差の首位でスタートした申ジエ(韓国)。そのまま圧勝かと思われたが、出だしからペースを乱し3ホールで2ボギーを叩いた。一方で前半に3つのバーディーを奪い、怒涛の追い上げを見せて首位に並んだのは、同組の藤田光里。しかし、そこから元世界ランク1位で米ツアー賞金女王にも輝いた、申ジエの強さが発揮された。追いつかれた次の7番でバーディーを奪い藤田を引き放すと、更に上がり4ホールで3つのバーディーを沈め、藤田との差を広げた。終わってみれば再び4打差をつけての優勝となった。2位タイには藤田光里、葭葉ルミの若手が、上位10名には不動裕理、上田桃子、大山志保の元賞金女王が名を連ねた。

2013

吉田弓美子YUMIKO YOSHIDA

笑顔のミーティング委員長 勝利の涙

優勝争いを制したのは最終日を1打差の単独首位でスタートした吉田弓美子。前半を2バーディー・ノーボギーで折り返すと、後半は安定したパープレーで最後までリードを守り切り、ツアー通算2勝目を挙げた。18番、勝負を決める2メートルのパーパットを沈めると、大きく空に向かって、右拳を何回も突き上げた。そして顔を上げると、そこにあったのはいつものトレードマークの笑顔では無く、大粒の涙でクシャクシャになった泣き顔だった。優勝スピーチでは「初優勝も夢のようだったけど、今も本当に夢のようにうれしいです」と声を詰まらせた。2打差の2位タイには青山加織、大江香織、イナリ(韓国)の3名が入った。

2012

辛炫周HYUN-JU SHIN

混戦を制しての逆転優勝

2日目から降り続いた雨でスタートを予定より1時間以上遅らせて行われた最終日。上位陣によるスコアの伸ばし合いを制して優勝を手にしたのは、首位と3打差からスタートした辛炫周(韓国)。この日は3連続バーディーでスタートし、11番ホールまでに6つのバーディーを奪って逆転。12番以降は後続のプレッシャーを感じながらパーでしのぐ我慢の展開となったが、最後まで崩れることなく1打差のリードを守り切りツアー通算6勝目を飾った。1打差の2位タイには有村智恵、笠りつ子、姜秀衍(韓国)の3名が並んだ。

2011

李知姫JI-HEE LEE

東北の神様を見方につけた李知姫が接戦を制し優勝

優勝争いは初日から首位を並走する李知姫(イチヒ・韓国)と佐伯三貴、そして最終日一気にスコアを仲ばした表純子の三つ巴の戦いとなった。終盤の4ホールで3つのパーディーを奪った李が混戦を抜け出して接戦を制し、ツアー通算14勝目を挙げた。李は東日本大震災が発生してからバーディーを1つ獲るごとに、被災地に10万円を寄付する活動を続けていた。2打差の2位には佐伯三貴。さらに1打差の3位タイには、表純子とイナリ(韓国)が入った。

2010

全美貞JEON MI-JEONG

全美貞が完全優勝で生涯獲得賞金5億円突破

2010年から千葉市若葉区の袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースに場所を移し開催されたニチレイレディス。初日からトップを守り続け、優勝争いを制したのは2打差の首位からスタートした全美貞(ジョンミジョン・韓国)。前半を1バーディー・ノーボギーで折り返すと、後半に入ってもそのままで後続を振り切り、ツアー通算15勝目。2010年シーズンの2勝目1番乗りを挙げるとともに、ツアー史上16人目となる生涯獲得賞金5億円を突破した。2打差の2位に はヤング・キム(韓国)。さらに1打差の3位タイには竹末裕美と森田理香子が入った。

2009

横峯さくらSAKURA YOKOMINE

雨天のため中止となった最終日

横峯さくらが8アンダー単独首位で迎えた最終日。しかし決勝ラウンドはスタート直後の7時50分に中断。その後も再開のめどが立たず、10時30分に残念ながら雨天のため中止となった。
2日間の競技の結果で、優勝は8アンダーの横峯さくら、6アンダー単狙2位に有村智恵、5アンダー3位タイに古閑美保、韓国の全美貞(ジョン ミ ジョン)、森田理香子の3名。

2008

三塚優子YUKO MITSUKA

2位に10打差の完全勝利

最終日2位に3打差の9アンダー単独首位でスタートした三塚優子は、7バーデイー・ノーボギーの素晴らしいゴルフを見せ、なんと2位に10打差をつけ他を寄せつけない内容で、通算16アンダーまでスコアを仲ばして、見事に完全勝利をものにした。6アンダー単独2位には大山志保。5アンダー単独3位には小保奈三香

2007

大山志保SHIHO OYAMA

前年賞金女王待望の勝利

首位に2打差の8アンダー単独3位で最終日をスタートした2006年賞金女王・大山志保は、上位が崩れる中、1アンダーでまとめるゴルフを見せて、出入りの激しい内容ながら、通算9アンダーで勝利を決めた。これが賞金女王として迎えた2007年初優勝となり、この勝利が今後の大きな弾みとなった。8アンダー単独2位に青山加織。7アンダー3位タイには韓国の全美貞(ジョン ミ ジョン)、ツアー2勝目を逃した現役女子大生プロの佐伯三貴、諸見里しのぶの3名。

2006

横峯さくらSAKURA YOKOMINE

出入りの激しい内容で完全優勝

初日の7アンダーの単独首位から、横峯さくらが見事な完全勝利を決めた。最終日は4バーディー3ボギー・1ダブルボギーという出入りの激しい内容で、1つスコアを落としながらも、通算6アンダーで逃げ切り勝利を決めた。13番ホール・パー5では、9アイアンで打ったサードショットを左の林に打ち込みOB、ダブルボギーとなったが17番ホールで2mのパーディーを決めて、勝機を引き寄せた。5アンダー2位に韓国の李知姫。4アンダー3位には中道かおり。アマチュアの金田久美子は3アンダー4位タイフィニッシュで、大健闘を見せた。