グループ主要拠点での電力由来CO2排出量ゼロへ向けた取り組み

2023515

各位

株式会社ニチレイ

 

 

グループ主要拠点での電力由来CO2排出量ゼロへ向けた取り組み

 
 

株式会社ニチレイ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大櫛顕也)は、ニチレイグループ重要事項(マテリアリティ)の一つである「気候変動への取り組み」として、ニチレイグループの主要事業所が集積する船橋市日の出エリア(千葉県)における電力由来のCO2排出量ゼロに取り組みます。

 
 

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、ニチレイグループでは、国内外の事業所においてCO2排出量削減の取り組みを進めております。2030年度のグループ目標(KPI)として2015年度比でCO2排出量(国内Scope1,21を対象)50%削減を掲げており、目標達成に向けて食品工場や物流センター等における再生可能エネルギーの活用が急務となっております。

 
 

ニチレイグループ最大の拠点である船橋市日の出エリアでは、発売以来22年連続売上NO1※の「本格炒め炒飯®」をはじめとする米飯類を1日約200トン製造するニチレイフーズ船橋工場や国内最大級の保管設備能力約10万トンを誇るロジスティクス・ネットワーク船橋物流センターが隣接しており、電力使用量の合計はグループ全体の約1割を占めております。従来より拠点隣接のメリットを生かして生産と物流の一体化によるCO2排出抑制効果を実現しておりますが、このたび、さらなる環境負荷の低減を目指し、以下の取組を推進することといたしました。具体的な施策は次の通りです。


 

1. 太陽光パネルの設置

20236月の発電開始を目指し、船橋物流センターの屋上に太陽光パネルを設置いたします。

2. グリーン電力証書※の活用

船橋工場では20203月よりグリーン電力証書を活用しており、「本格炒め炒飯®」の製造における電力はすべてグリーン電力で賄っています。

3. FIT非化石証書※やオフサイトPPAなども活用

 

以上のような施策を組み合わせ、電力由来のCO2排出量ゼロに取り組んでまいります。

 
 

なおニチレイグループでは、今後も事業所屋上への太陽光パネル設置やEVトラックの導入等を通じて、グループ全体で環境負荷の低減に取り組み、持続可能な社会の実現を目指してまいります。






※1 Scope1,2

Scope1:自社の事業活動により直接排出される温室効果ガス(直接排出)

Scope2:他社から供給される電気、熱・蒸気などのエネルギー消費により間接的に排出される温室効果ガス(間接排出)

 
 

※2 発売以来22年連続売上NO

インテージSRI+冷凍調理炒飯市場20173月~20232月 各年累計販売金額/インテージSRI冷凍調理炒飯市場20013月~20172月 各年累計販売金額

 
 

※3 グリーン電力証書

グリーン電力とは、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどによって作られた再生可能エネルギーのことを言い、CO2の排出がゼロの電力です。

グリーン電力証書とは、このグリーン電力が持つCO2の排出がゼロという環境価値を電気そのものの価値から切り離し証書化し、取引できる形にしたものです。通常の電気と組み合わせることで、グリーン電力を使用しているとみなすことができます。

 
 

※4 FIT非化石証書 (FITFeed in Tariff 固定価格買取制度)

非化石証書とは、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスなどによって作られた再生可能エネルギーなど非化石電源の「環境価値」を取引するために証書にしたものです。このうちFIT電源で発電されている電気に対して発行されるものがFIT非化石証書です。

 
 

※5 オフサイトPPA (PPAPower Purchase Agreement 電力販売契約)

オフサイトPPAとは、遠隔に設置した第三者所有の太陽光設備で発電し、送電ネットワークを通って自拠点に送電され、その電力を消費します。新規土地を確保すれば追加できるため、大規模な再生エネルギーの調達が可能となります。

 

 
 

 

<本件に関するお問い合わせ先>

株式会社ニチレイ 広報IR部 広報グループ

Email: N1000X036@nichirei.co.jp