アセロラ種子から抽出した世界初の化粧品原料向けエキス発売のご案内
プレスリリース 2004年
|
![]() |
【別紙】 <リノール酸自動酸化抑制試験> ![]() 不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸の自動酸化抑制作用について試験しました。試験開始後2週間目のコントロールの酸化率を100%として図1に示しました。アセロラ種子エキス固形分(ASE)は、天然抗酸化剤のα-トコフェロール(TOC)及び合成抗酸化剤のブチルヒドロキシアニソール(BHA)と比較して優れた酸化抑制作用を示しました。 <用語説明> ・活性酸素・フリーラジカル消去作用 活性酸素・フリーラジカルは、脂質過酸化、DNA損傷、コラーゲンの分断、抗酸化酵素の不活性化などの様々な現象を引き起こし、皮膚の急性炎症や老化に大きく関与しています。従って発生した活性酸素・フリーラジカルを速やかに消去することは、結果として皮膚のしみ・しわなどの老化抑制につながることが期待されます。 ・脂質過酸化抑制作用 皮膚には皮脂などの不飽和脂肪酸が多量に存在し、活性酸素・フリーラジカルなどにより酸化されて過酸化脂質となります。過酸化脂質は細胞に障害を与えることが知られており、その結果として、炎症や色素沈着等による皮膚老化の原因になると考えられています。 脂質過酸化抑制作用により、過酸化脂質による皮膚に対する障害を軽減できると考えられます。 ・コラゲナーゼ活性阻害作用 コラーゲンは、皮膚(真皮)に多量に存在し、組織を構成する重要なタンパク質です。また加齢に伴って減少することも知られており、これを分解する酵素がコラゲナーゼです。このコラゲナーゼの酵素作用を抑制することにより、コラーゲンの減少を抑制することが期待されます。 ・ヒアルロニダーゼ活性阻害作用 ヒアルロン酸は、皮膚(真皮)に多く存在し、水分保持や細胞どうしのクッション剤として作用している重要な成分(複合糖質)です。真皮中のヒアルロン酸含量が多いほど皮膚組織の水分量が多いとも言われ、これも加齢に伴って減少することが知られています。ヒアルロニダーゼとはこれを分解する酵素のことです。このヒアルロニダーゼの酵素作用を抑制することにより、ヒアルロン酸の減少を抑制することが期待されます。 |