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CSR・環境活動
第三者意見

立教大学 高岡美佳教授に、ニチレイグループCSRレポート2017 コミュニケーション版、詳細版を読んでいただき、ご意見をいただきました。

ニチレイグループ「CSRレポート2017」に対する第三者意見

立教大学 経営学研究科教授 高岡 美佳 氏

立教大学
経営学部教授
高岡 美佳 氏

評価できること

■全体を通して、「くらしを見つめ、人々に心の満足を提供する」というニチレイグループのミッションが明確に反映された良いCSRレポートだと思います。トップメッセージでは、「当社グループにとってCSR とは、このミッションの実現に向けた取り組みそのものを意味します」と述べられており、ニチレイグループにとって事業活動とCSRとがイコールの関係にあることがわかります。本業の中に組み込まれたCSR活動は持続性が高く、ニチレイグループの社会的責任の高さを示していると言えるでしょう。このような、CSRに対する真摯な姿勢を高く評価したいと思います。

■今回のレポートで最も評価したい点は、2017年4月にグループのCSR基本方針を改定して新たに「安全な商品とサービスの提供」と「持続可能なサプライチェーンの構築」を追加したことです。「ニチレイグループ 持続可能なサプライチェーン基本方針」も併せて制定されました。近年、サプライチェーンに関する企業の社会的責任への関心が高まっています。国内外で食品の調達・製造・流通を手がけるニチレイグループにとって、基本的人権の尊重や安全で衛生的な労働環境の確保などの課題にサプライヤーとともに取り組むことは、グローバルに事業を展開していく上で不可欠です。今後も積極的に取り組み、将来的には、対象範囲を一次サプライヤーから二次・三次サプライヤーへと広げていただくことを期待します。

■ニチレイグループでは、2017年4月に「ニチレイグループ働き方改革の方針」を定め、2021年度までの実現に向けて動き出しました。従業員は企業にとって重要なステークホルダーです。長時間労働の是正や働き方の選択肢を拡充し、多様な価値観を受け入れる企業風土を醸成することで、組織は活性化するでしょう。ニチレイは、従前よりダイバーシティ推進協議会をグループ横断的に設置するなど、公平な機会の提供に熱心に取り組んでいます。今回のレポートでは、女性の管理職比率等も新たに掲載され、情報公開が一層充実した印象を受けます。

要望したいこと

■昨年度も申し上げましたが、ニチレイグループが自ら重要だと考えて実施している主なCSR活動について、その目的や取り組み内容、指標(KPI)、目標値、達成度などを一覧で示したアクションプランの掲載を検討してはいかがでしょうか。CSRに関するコミットメントともなりますし、PDCAサイクルを導入することで、ニチレイグループのCSR活動の継続的な改善の役に立つはずです。

■レポートの「特集1」の「物流における環境負荷の低減」記事からもわかるように、ニチレイグループは地球環境の保全に熱心に取り組んでいます。グループ環境中期目標(2016年度~2018年度)では、国内の全事業所および所有車両で使用するエネルギーを対象に、2009年度を基準としたCO2総排出量の削減目標を策定しており、高く評価できます。2016年度は、電力排出係数を2009年度に固定した場合でもCO2排出量が1.3%増加しているようですので、次年度は目標達成に向けて運用を見直していただきたいと思います。

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第三者意見を受けて

(株)ニチレイ 取締役執行役員 CSR本部副本部長 田口 巧

(株)ニチレイ
取締役執行役員
CSR本部副本部長
田口 巧

高岡先生には、昨年度に引き続き率直なご意見を頂戴し、厚く御礼申し上げます。
当社グループは、2017年4月にCSR基本方針「ニチレイの約束」および「ニチレイグループ 持続可能なサプライチェーン基本方針」を制定しました。これらの取り組みを継続していることについて評価いただき、大きな励みになります。
ご指摘いただいた「CSRのアクションプラン」については、主に「安全な商品とサービスの提供」、「持続可能なサプライチェーンの構築」を推進する中で、昨年度より開催している「CSR経営推進会議」において、各取り組みのPDCAサイクルや情報開示の検討を進めてまいります。また、グループ全体のCO2総排出量については、今後も省エネ設備への更新や機器の効率運転などを実施し、削減目標達成へ努力してまいる所存です。
当社グループは「ニチレイの約束」の実現に向けて、ステークホルダーの皆さまと対話を続け、社会課題の解決に資する経営を推進してまいります。

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