
「物流」と一言で括っても幅広い領域がありますが、私たちニチレイロジグループが主に手がけているのは「食品物流」、とりわけ「低温物流」を中心に事業を展開してきました。他の業界と同様に、恒常的なコストダウンへの要求、規制緩和による新規企業の参入、温室効果ガス削減をはじめとした環境問題への取り組みなど、私たちを取り巻く状況は決して安穏ではありませんが、業界全体としては比較的堅調に推移していると言えます。その要因には、当社も手がける国際物流の好調、メーカーの物流アウトソーシングの促進などが挙げられます。
一方、冷凍・冷蔵倉庫業界は淘汰再編の時代を迎えており、現在、大手への集約化が進行中です。ニチレイロジグループは、その状況において、着実に業績を上げ、設備投資を続けている数社に含まれます。私たちは食品物流のリーディングカンパニーとして、今後も業界の中心となり、物流全体の社会的使命や役割・地位の向上を牽引していきます。

近年、食の安全に関わる事件が頻発し、お客様のニーズはより「安心・安全」へと傾いてきました。私たちが提供する物流サービスは、単純な価格比較では他社より「安い」ものではありませんが、品質については「高い」と断言できます。お客様が「安心・安全」に真の評価を与えてくださるようになった傾向は、高品質の「ニチレイブランド」にとっては、追い風の一つです。
ニチレイロジグループの1社、ロジスティクス・プランナーが行っている3PL(サードパーティー・ロジスティクス)事業では、アウトソーシングのレベルを超えて、複数の企業を顧客とした「共同配送」の案件が増えてきています。「共同配送」は、各顧客の物流コストを削減するだけでなく、地球温暖化対策にも貢献できます。将来的に、この分野のニーズはますます高まっていくでしょう。
ここまで、業界の動向や当社の現状などを紹介してきましたが、少し視点を変え、学生の皆さんにわかりやすく、ニチレイロジグループの魅力や強みをアピールしてみます。端的に言えば、低温物流の分野で当社は日本でダントツのナンバー1、世界でも5位に入る企業です。大変不遜な言い方をすれば、私たちの業務がストップすれば、日本の食生活が停滞するというくらいの自負を持っています。国際市場においては、ヨーロッパでは既に20年の歴史を築き、中国やインドなどの新興市場にも積極的に進出してきました。日本の物流品質は紛れもなく世界一であり、その中で日々鍛えられている私たちは、どの国に進出しても臆するところはありません。そして、日本の「食品物流を支えつづける」という事業理念は、どこの国や地域においても変わることはありません。
世界を舞台に活躍したい人にとっては、チャンスは限りなく広がっています。幅広い業種を相手に戦略的な営業を仕掛けていきたい人、エンジニアリングやITシステムに興味のある人、もちろん物流自体に惹かれる人など、多彩な人材に集まってほしいと願っていますし、皆さんの志望に対応できるフィールドを用意しています。

人材観に関しては、私はニチレイグループ全体の社長でもありますので、そこで述べている「自立自助の精神」は共通して挙げられます。どんな問題にも傍観者にならず、物事を自分のこととして対処してほしい。「日本の食生活を支え続ける」という私たちの志に共鳴し、「へこたれず、挑戦する気持ち」さえあれば、その他多くのことは望みません。社会人の基礎力は「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力から構成されていると言われますが、当社では特に「チームワーク」を重視します。多数の企業や人が携わる物流事業は、チームワーク抜きには成しえないからです。
「社会的使命感」「規模の大きさ」「業界横断的業務の醍醐味」「仕事を任せられるやりがい」など、私たちの仕事の魅力を列挙すればきりがありません。これらは私が独善的に語っているのではなく、周囲にいる社員たちから実際に耳にした声です。非常にフラットな社風で、上下間の風通しも良好です。ぜひ皆さんの新しい発想や提案を私に直接届けてください。一緒に「世界へと飛躍する食品物流企業」の夢を追い求めましょう。
※取材:2011年12月



