法務の立場から事業推進子供の頃から身近だった冷凍食品に関わる喜び
ニチレイ
法務部 法務グループ / 2016年入社

Career
- 2016年
- 法務部法務グループ
- 2019年
- 法務部法務グループ アシスタントリーダー
- 2023年
- 法務部法務グループリーダー
Interview
Q1なぜニチレイを選んだのですか?
元々全く違う業界で法律関係の仕事をしていたのですが、次に仕事をするなら身近な商品やサービスを扱っている会社にいきたいと考えていました。目で見てわかる自分達の製品があることで愛着を持って仕事ができると思ったからです。そんなときニチレイに出会いました。私は、両親が共働きで、塾に行くときは冷凍のエビピラフや焼きおにぎりを持って行っており、そんな慣れ親しんだ冷凍食品を扱っているところに魅力を感じました。また、食品だけでなく、物流や水産・畜産、バイオサイエンス、新規事業など扱う業務内容も幅広く、私が応募した法務部はグループ、チーム単位で業務が細分化されていないため幅広い経験ができるという点にも惹かれました。
Q2入社後からこれまでのキャリアを教えてください。
入社後は法務部において、契約書審査や規程の改正などの業務を行い、1年目で競争法・贈収賄の担当になりました。印象に残っている業務は、当時競争法・贈収賄に関するグループの規程ができたばかりだったので、周知のために国内外の事業所に足を運び、社員の皆さんに対する研修を実施したこと。いろいろな悩みにも直接接し、現場で働く方々に寄り添いながら法務としての役割を果たしていくことにやりがいを感じました。4年目に法務部のアシスタントリーダーになり、海外子会社向けの基本規程を制定する業務に携わりました。ニチレイとして海外進出を促進する中、国内外の拠点問わずグループとして同じ方向を向くために、1年以上かけて試行錯誤しながら規程を作成しました。苦労もあったので形になったときは本当に嬉しかったです。昨年からは法務部法務グループグループリーダーとして、グループ全体の業務のマネジメントをしています。これまで関わったことのない業務もたくさんありますし、メンバーの育成も大切な役割なので、私自身まだまだ日々成長し続けなければと感じています。


Q4ご自身の業務において挑戦したことを教えてください。
昨年、法務部で「“あなたのパートナー”法の橋を架け、未来を創る」というパーパスを策定しました。会社や事業部が何か新しいことに挑戦したいと思った時、法律という私たちの武器を使って、現状から次のステージへ渡れるように橋を架けられるような存在でありたいという思いを込めています。そして、そのためには、事業や業務への高い理解度を保ち、「それを実現するためにはこうすれば法的にクリアできる」という提案をしていくことが求められます。契約書を審査する際には、まずどういうことをしたいのか、どういう仕組みの製品やサービスなのか、ということをよく確認します。たとえばバイオサイエンスの製品など、理系の難解な知識が必要になることもありますが、納得いくまで説明してもらい、「つまりこういうことですか」と自分で言い換えできるようになるまで確認するようにしています。よく中身を知らないのにしっかりした契約書のレビューはできませんし、事業部のやりたいことと一致していなければ、法務的なサポートもできません。事業部は何がしたいのかに耳を傾け、自分で腹落ちした上で法務を行うことを常に意識しています。

Q5今後の目標を教えてください。
ニチレイグループとして力を入れている海外事業を促進するために、海外を含めた法務体制の構築をしたいとおもっています。海外には子会社も取引先も増えているので、これまで以上にM&Aも活発になっていきますし、子会社になった会社をしっかり統率していくことが求められます。法務部としてその一端を担えているのがやりがいになっています。また、法務部は法的な素養だけでなく語学力も学習意欲も高い若手が多いので、打ち合わせに同席してフォロー等しながらコミュニケーションの取り方や姿勢も含めて私が教えられることはすべて伝えつつ、彼らがもっている能力を最大限発揮してもらえるような体制づくりをしていきたいと思っています。
Q3現在の仕事内容を教えてください。
法務の業務は、契約書審査や社内各所からいただく法律関係の相談への対応に加え、M&Aやグループ再編にあたっての法的支援など組織の発展に関わるような大きなプロジェクト、株主総会や取締役会事務局の運営、グループ規程の改正、訴訟対応、社内の法務研修など多岐にわたります。最近特に増えているのがSDGs関連の業務です。例えば、サプライヤーの人権に関する取り組み状況の調査を様々な企業が行っており、ニチレイグループもこうした調査を行っていますが、法務の観点から支援したり、気候変動への対応として太陽光発電設備の導入を環境省が推進していますが、法務的な視点から契約を精査し安心して導入できる状況に持っていくということがあります。会社が人権や地球環境に対して果たしていく責任も増していますが、これまで会社としてやったことがないような新しい取り組みばかりなので、法務部がリスクや展望を精査してサポートすることが大切な役割になっています。


Message
自分が「これをやりたい」という熱意を伝えれば実現に向けて動いてくれる会社だと思います。社風としては穏やかなので、尖った感じで自己主張をするより仲間の意見にしっかり耳を傾けながら、でも自分の芯を持ち続けることができる人があっているかなと。チームで頑張ろうという姿勢のある人と是非一緒に働きたいです。

転職者に聞くQ&A
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転職時に重要視していたポイント
身近で慣れ親しんだ商品を扱う、最終消費者向けの製品をつくっているメーカーであることです。日々の生活で自社の製品を目にすると嬉しくなりますし、自分が業務で関わっていたら尚のこと喜びを感じられるのではと思いました。業務内容が幅広いことやこの会社で働いていると誇りをもって言える会社であることも重要なポイントでした。
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入社後のギャップ
前職が非常に長時間労働でプライベートや家族の時間を確保するのが難しい仕事だったので、ニチレイに入社してからワークライフバランスがとてもとりやすいことに驚きました。また、上司から「さん」付けで呼ばれる等、社員のことを尊重してくれる雰囲気がとても良いと感じています。
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最終的な決め手
選考時に出会った方々が部長を始め皆穏やかで真剣に耳を傾けてもらえ、「この人たちの下で働きたい」と思えたことが決め手です。入社後にも感じたことですが、ニチレイは本当に人が良い会社だと思います。
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働き始めて気づいたニチレイの魅力
同年代の女性が多くてとても溶け込みやすかったです。また私は育児中ですが、コアタイムなしのフルフレックス制度を活用しながら、仕事と育児、どちらも犠牲にすることなく無理なく両立できています。子どもの急なお迎え、通院にも対応できています。女性が自分らしく長く働ける職場だと感じています。