ニチレイ75年史
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当社事項業界・一般事項この年200カイリ漁業水域の影響でカニ・サケ・マス缶詰の生産が激減し、輸出缶詰がなくなるこの年国内水産物から輸入水産物主体の取扱いに移行この年タイ産鶏肉を本格的に取扱い開始1.1新洋漁業が豊漁業を吸収し、豊漁業に社名変更。中南米のエビトロール漁を豊漁業に集約1.1香川合同水産が関西製氷を吸収し、四国水産冷蔵(後のニチレイ・ロジスティクス四国)に社名変更2.—外食産業用大型調理缶詰・レトルト食品(ソース・カレー類)を「FS(Foods System)」ブランドで発売4.6ブラジルにアマゾナス食品工業を設立(エビ買付け、冷凍加工)6.—冷凍食品「レストランパック」の家庭用版「ホワイトパック」シリーズ(大焼売、クリームコロッケ、スナックフライ等)を発売6.—「スープ缶詰(250g)」シリーズ(コーンポタージュ、ミネストローネ等)、「おかず缶詰(P2号缶)」シリーズ(さんま昆布煮等)、「クックド・ビーフ缶詰(7号缶)」をニチレイブランドで発売(缶詰にニチレイブランドを使用開始)9.—極洋が保有する極洋冷蔵の全株式を取得この年中国・山東省産の輸入鶏肉を本格的に取扱い開始、食鳥輸入を強化1.1ニチレイブランドのロースハム、スモークハムを発売(千葉畜産工業に生産委託)1.2北米事業強化のため、ニチレイ・アメリカを設立2.1本社に畜産加工品課を設置、加工品に注力2.—焼失した船橋食品工場の第一工場に替えて新棟工場が完成3.—バンクーバーでカナダ産カズノコの原卵買付けに着手4.—「FS」ブランドの缶詰・レトルト食品を冷凍食品「レストランパック」と同一デザインに変更、業務用レトルト食品「ピラフ」等を発売8.10ニチレイ飼料を設立(11月6日、日冷農産工業がニチレイ飼料に資産と営業権を譲渡し、日冷農産工業は解散)8.—加工凍魚を水産部門に移管(うなぎ蒲焼・フライ類を除く)9.1アルゼンチンにブエノスアイレス駐在員事務所を設置、チリの水産物を輸入10.—業務用冷凍食品「レストランパック」を外食専用に切り替えるため「FS」ブランド商品とともに「レストランパック・ファイブスター」に変更(百貨店やスーパーでの販売から業務用問屋ルートに変更)11.22神田三崎町に新本社ビルが竣工、本社移転開始(12月4日に本社所在地を移転登記)2.1冷凍食品部と食品部(常温)を統合し、食品部とする6.—高級ブランドのイメージ向上のため、「ホワイトパック」シリーズのテレビ・新聞・雑誌の宣伝開始10.—調理缶詰「サラダ・チキン」を発売12.—「明日のニチレイ」キャンペーンを開始、全社員から提言・提案を募集この年冷凍事業の採算悪化(第二次石油危機で水産物の入庫減少)この年1982年までの3年間、冷蔵倉庫の新増設を休止11.—公共投資と金融緩和により消費が回復、貿易収支も黒字となる(公共投資景気、~1980年2月)この年魚ころがしによる魚価高騰で消費者の魚離れが起きる2.3調理冷凍食品がJAS規格に認定4.21日ソ漁業協力協定調印5.20新東京国際空港(成田空港)開港7.1IWCが南氷洋のイワシクジラ捕獲を禁7.5農林水産省が発足(農林省改称)8.12日中平和友好条約調印9.1日本・ニュージーランド漁業協定締結11.15大店法改正公布(大規模店の出店規制を強化、1979年5月14日施行)この年200カイリ規制でスケソウすり身が急騰1.1米中、国交回復1.17原油の供給削減始まる(第二次石油危機)6.12元号法公布・施行6.28第5回サミット、東京で開催。6月29日、石油危機への共通戦略などを示した「東京サミット宣言」を採択7.11IWCがミンククジラ以外の母船式捕鯨禁止7.13IWCがインド洋の捕鯨を10年間禁止決議7.20日仏漁業取り決め調印(仏領諸島水域での操業確保)8.—アラスカ産ベニザケの大豊漁で凍結が間に合わず鮮度不良の冷凍品が輸入されてクレーム多発、相場暴落10.—経団連、商工会議所が初めて大手スーパー5社ダイエー、イトーヨーカ堂、ジャスコ、ニチイ、ユニーの入会を了承11.1豪州が200カイリ漁業水域を実施この年北商・三菱商事が思惑取引で失敗し、高値のカズノコ原卵・製品が大量に越年(冷凍タコ・冷凍ベニザケも大量越年)1.31北商がカズノコの思惑取引に失敗して倒産、負債400億円2.20厚生省が食品に対する過酸化水素の使用基準を告示3.—第二次石油危機不況始まる(~1983年2月)7.—IWCが商業捕鯨の全面禁止案を否決11.4絶滅の危機に瀕する野生動植物保護のワシントン条約国内発効止2621978(昭和53)年1979(昭和54)年1980(昭和55)年

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