ニチレイ75年史
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1953年日本初の超低温(マイナス20℃前後)・大型冷蔵倉庫(保管能力2,800t)である東京工場を設置ニチレイの祖業の一つ 大型冷蔵倉庫の登場1942年帝国水産統制設立(翌43年から水産物の買入・販売、および製氷・冷蔵・凍結事業を開始)1945年日本冷蔵に改組。戦災により保管能力が約4割喪失した状態からの船出1988年ユーロフリゴを買収(オランダ)し、欧州へ進出1990年新規事業として開発を進めていた共配事業(システム物流)について、新たに物流事業部を設置し独立事業とする保管型から流通型への業容拡大1990年•各拠点の名称を冷凍工場から物流サービスセンター(LSC)と改称•船橋第二物流サービスセンター(4万7,000t)設置1993年千葉県船橋市(関東地区の大手小売業向け)と兵庫県尼崎市(関西地区の大手小売業向け)に専用物流センターをそれぞれ新設し、トランスファーセンター(TC)事業を本格的に開始1999年佐川急便と「飛脚クール便」事業で業務提携を締結低温保管需要の高まり1962年家庭用電気冷蔵庫の普及で陸上氷の需要が減少し、冷蔵収入が製氷収入を上回る1966年荷受け作業にフォークリフトを導入し、機械化が進む1968年大阪工場(1万4,500t)を新設1973年大阪埠頭工場(2万2,000t)を新設1965年食生活の体系的改善に資する食料流通体系の近代化に関する勧告(コールドチェーン勧告)海外(欧州)への進出1986年利用運送事業を手掛ける日本低温流通(NTR)設立1989年•欧州での中間持株会社ニチレイ・ホールディング・オランダ設立(オランダ)•テルモトラフィック・ドイツ買収(ドイツ)190船橋工場に導入されたフォークリフト帝国水産統制の社章東京工場夜景船橋第二物流サービスセンター大阪工場194019501960197019801990低温物流事業  当社の祖業の一つであり、中核事業であり続ける低温物流事業は、時代とともに新たな機能を創出し、進化を続けてきた。 1991年に低温物流と名称が変わるまでは冷凍部門と称されており、当社が発足してから1960年ごろまでは、その中心は製氷だった。その後、冷蔵倉庫の需要拡大に合わせた庫腹の拡大や超低温化、荷役機械化が進み、1990年にロジスティクスというコンセプトを打ち出し、保管型物流に加え流通型物流へと事業領域を拡大した。海外への進出も積極化する一方、2000年には3PL事業に参入。2005年にニチレイロジグループ本社を設立して以降、さらなる物流品質の向上に努め、人手不足の時代の「持続可能な低温物流」を目指している。 1942-59 1960-79 1980-89 1990-99

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