ニチレイ75年史
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■第1回消費者志向経営優良事例表彰にて 「消費者庁長官表彰」を受賞 2018(平成30)年11月、ニチレイフーズは、第1回消費者志向経営優良事例表彰において、「消費者庁長官表彰」を受賞した。この賞は、「消費者志向自主宣言」を公表し、宣言に基づいて優れた取り組みを行っている企業を表彰するものである。 同社は2017年1月に「消費者志向自主宣言」を公表し、2018年7月、フォローアップ活動の進捗を公開した。今回の受賞は、ニチレイフーズ独自の「ハミダス活動」を通じて、従業員の自主的活動を支援していることや、食育活動の推進、環境保全活動を通じた地域貢献やフードバンクへの取り組みなど、SDGs推進に向けた取り組みが評価された。■「ハミダス活動」が第29回食品安全安心・ 環境貢献賞を受賞 2020(令和2)年11月、ニチレイフーズは、第29回食品安全安心・環境貢献賞(日本食糧新聞社主催/農林水産省・環境省後援)を受賞した。 この賞は、「社会から求められている自社の存在意義を把握して社会的責任を明確にし、持続可能な開発目標(SDGs)を視野に入れて事業を展開している」企業に贈られるもので、第29回はニチレイフーズを含めて6社が受賞した。 ニチレイフーズ独自の「ハミダス活動」が、経営者と従業員の対話の場である「あぐら」や経営者発の「動画メッセージ」を通じて、経営層と従業員の「共感と信頼」を基盤に、「事業活動を介した社会へのお役立ち」と「従業員が主体的に考えて行動する社会貢献活動」を支援していることが評価された。 「ハミダス活動」は、2011年に社内風土改革の一つとしてスタートし、2013年にハミダス推進グループが新設された。「ハミダス(とらわれず、明るく)」を従業員のモットーに、生活者向けの営業活動支援、全国の工場での地域社会貢献活動や食育活動に始まり、従業員同士のコミュニケーションをよくするためのバーベキュー大会や社員旅行まで、社内外でさまざまな活動に取り組んでいる。役員と従業員の対話の場である「あぐら」は、定期的に階層別に実施し、活発な意見交換と人事交流を図っており、2011年から2018年で、「あぐら」実施は500回以上、延べ参加者は約6,000人に上った。 対話や情報発信を重ね、いまや生活者とのコミュニケーションも大切な役割となった「ハミダス活動」を支援するため、2021年4月にハミダス推進グループは、ハミダス推進部に昇格した。163「アセロラぶり」第10章 未来へ~新しい顧客価値の創造へ向けたニチレイグループの取り組み経営者と従業員の対話の場「あぐら」ハミダス活動の一つである出張工場見学コラボレーション商品column人気冷凍食品がスナック菓子に ニチレイフーズとジャパンフリトレー株式会社(カルビーグループ)は、コラボレーションした3種のスナックを発売した。 コラボ第1弾として「若鶏の唐揚げ 特から味 コーンスナック」を、2020年3月より全国のコンビニエンスストアで先行販売。第2弾として「マイクポップコーン 本格炒め炒飯味」「トルティーヤチップス 焦がし醤油味」を同年4月より同様に先行販売した。

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