ニチレイ75年史
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■スポーツ支援 ニチレイグループは、事業の柱である「食」とともに、人々の健康を支える「スポーツ」を応援してきた。 1984(昭和59)年に女子プロゴルフトーナメントへの特別協賛を決めて以来、女子プロゴルフとの関わりは深く、2006(平成18)年からは一般社団法人日本女子プロゴルフ協会公認トーナメント「ニチレイレディス」を主催。全国高等学校ゴルフ選手権春季大会へも協賛し、全国大会と関東大会の上位選手をニチレイレディスに招待している。 また日本初の製氷会社をルーツに持ち、子会社がスケート場の経営を行っていた時期もあるなど、当社とスケートとの縁は深い。氷にこだわり続ける当社は、2006年から日本スケート連盟のオフィシャルパートナーを務め、フィギュアスケートやスピードスケートなどのスケート競技を支援してきた。2016年12月には当社が冠スポンサーとして特別協賛した「オールジャパンメダリスト・オン・アイを①生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの、②様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てるために推進すること、と位置づけ、以下にある7つの基本理念を掲げた。 特にニチレイフーズでは、味・香り・見ため・食感などの五感を使った体験プログラムや工場見学の受け入れなど、さまざまな食育活動を行ってきた。2014年度からは、新たに学校の教室へ工場見学を出前する「出張工場見学」を開始した。実際の工場見学でも見られないような映像や冷凍食品クイズを盛り込んで楽しく学べるプログラムは、子どもたちだけでなく学校側からも好評を得ている。農山漁村の活性化と食料自給率の向上への貢献7. 食品の安全性の確保等における食育の役割食育基本法~7つの基本理念1. 国民の心身の健康の増進と豊かな人間形成2. 食に関する感謝の念と理解3. 食育推進運動の展開4. 子どもの食育における保護者、教育関係者等の役割5. 食に関する体験活動と食育推進活動の実践6. 伝統的な食文化、環境と調和した生産等への配慮及びス」が大阪にて開催されている。 水泳でも、日本水泳連盟が認定する泳力検定※12 の趣旨に賛同し、普及に向けた活動を2004年から支援。2016年8月に開催された同連盟主催の「水泳の日」においても泳力検定を実施し、多くのスイマーが挑戦した。 さらにプロ野球でも、2014年4月からはニッポン放送「ショウアップナイター」の番組提供を行ってきた。プロ野球のラジオ中継をお届けするとともに、ニチレイブランドの浸透を図っており、各地のニチレイグループ社員が出演するCMも放送している。151※12 泳力を全国統一基準で定め、ジュニアからマスターまで各自の実力に応じた目標を設定できるようにする目的で1998年4月に創設された。ニチレイレディス第9章 さまざまな経営課題に的確に対応

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