ニチレイ75年史
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■東日本大震災に伴うCSR活動義援金拠出 当社は甚大な被害を受けた岩手県、宮城県、福島県に対して、2011年度より5年間、毎年1,000万円ずつ、計1億5,000万円の義援金を寄付することとした。 また「ニチレイふれあい基金」からは1,000万円を日本赤十字社を通じて寄付した。2011年6月に開催した日本女子プロゴルフ協会公認トーナメント・ニチレイレディスにおいてもチャリティ活動を行い、入場料収入全額やチャリティイベントの収益金などを千葉県、千葉市に寄付した。[現地対策本部の役割]① 被災事業所の従業員、家族安否確認② 支援物資の調達(エリア備蓄品、燃料等)、配給③ 復旧支援(被災事業所および地域社会)災害用備蓄品の配備①災害用備蓄品の選定と配布②エリア供給用備蓄拠点への備蓄支援要員※原則として基幹五社単位の下に本部長の判断に より設置する情報発信機能が低下したとき情報収集各事業会社 現地対策本部ニチレイグループ震災情報発信データベース被災事業所〈被害甚大〉当社グループの主な被災状況と復旧状況(2011年5月10日時点)【北海道】▪ニチレイ・ロジスティクス北海道• 釧路物流センター 停電/3月14日時点で復旧、業務再開• 函館物流センター【東北】▪ニチレイフーズ• 白石工場物資の支援 ニチレイフーズは、救援物資として次の商品の無償提供を実施した。商品は宮城県とNPO法人セカンドハーベスト・ジャパン(2HJ)を通じて被災者に提供された。• ウエルネス食品 「カロリーナビ」シリーズ…7,380食• レトルト食品 レストランユース ビーフカレー(中辛)…2万1,450食 レストランユース ビーフカレー(英国風)…3,780食• 冷凍食品 焼成済冷凍パン 穴あきバゲット…4万8,000食 蔵王山麓えびグラタン…1,152食• その他…350ケース被災地での支援活動 2012年2月、ニチレイフーズは宮城県石巻市の北上中学校で開催された料理講習会に参加した。このイベントは東日本大震災により仮設住宅での生活を余儀なくされている方々が、自発的に参加でき、懇親を深めることで住民間第2部の自立的活動のきっかけ作りとなることをテーマに、北上仮設住宅自治体と北上中学校の主催で開催された。 石巻北上地区は2HJが震災当時からサポートを続けている地域であり、フードバンク活動を通じて交流があったことから、ニチレイフーズも食育プロジェクトメンバーを中心に参加することになった。床上浸水、通信・冷凍機ストップ/冷凍機モーターを代替機に交換し復旧機械設備の一部が倒れ、停電/3月14日に通電・4月11日より生産再開• 山形工場受水槽・貯水槽が破損、配管等に亀裂、重油の入手困難/3月28日よりテスト稼働を開始し、4月7日時点で生産再開グループ災害対策本部128ニチレイグループ 災害対策本部の体制料理講習会の様子情報通信ネットワークの構築①衛星電話②MCA無線③優先発信機携帯電話④安否確認システム

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