ニチレイ75年史
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■社会貢献分科会の発足 2006年4月、社会貢献活動に関する情報共有・推進を目的として「社会貢献分科会」が発足した。各事業会社と労働組合の代表者およびニチレイの総務企画グループと経営企画グループで運営され、初年度の2006年度は主に寄付依頼先や活動事例の情報共有、グループ社会貢献基本方針の策定、「ニチレイふれあい基金」の運営の見直しに取り組んだ。ニチレイグループ社会貢献基本方針 わたしたちニチレイグループは、企業市民として広く社会から信頼される企業でありたいと考えます。 わたしたちは、素材を見きわめ、おいしさと健康を創り出し、安全で効率的な物流を通じて社会に貢献します。さらに、事業活動以外の分野においても自らの誠意と共感と使命感に基づき、社会貢献活動を行います。 わたしたちは、この考え方に基づき、食や物流に関する教育、地域貢献、環境保護、災害支援、スポーツ支援を中心に、積極的な社会貢献活動に取り組みます。例3─アイスショーの開催 2006年3月、フィギュアスケートの歴代のオリンピックメダリストおよびプロスケーターを招待し、「ニチレイアセロラ presents Theater on Ice 2006」を開催。ショーに先立ち、スケート教室に通う子供たちを招待したキッズ・ツアーも実施。例4─日本スケート連盟のオフィシャルパートナーに ニチレイグループは2004年からフィギュアスケート競技を応援してきたが、2006年度より(公財)日本スケート連盟のオフィシャルパートナーとなった。フィギュアをはじめ、スピード、ショートトラックとすべてのスケート競技の発展を応援。である株式会社ニチレイアウラを設立した。同社はニチレイグループの食品工場や物流センターなど主要な事業所が集中する船橋市において、グループ各社の緑化管理や清掃などに関する業務を中心に運営し、続いてグループの本社機能が集中する東京都中央区での業務を展開していくこととした。2007年2月には、ハローワーク飯田橋より障がい者雇用についての特例子会社に認定された。 同社だけでなく、グループ各社における障がい者の雇用機会の創出と職域拡大を進めている。111※11 「障害者の雇用の促進等に関する法律」により、個々の事業主には障がい者の雇用義務が課せられているが、一定の要件を満たせば特例的に子会社およびグループ化した企業を親会社の事業所とみなして障がい者雇用率を算出できる。「ニチレイアセロラpresents Theater on Ice 2006」のポスター2020年 第89回全日本フィギュアスケートジュニア選⼿権⼤会第7章 激しい環境変化に持株会社体制で対応床清掃の様子■特例子会社 ニチレイアウラの設立 ニチレイグループではCSR活動として「6つの責任」を策定し、その一つに労働条件や労働環境の面で「働きがいの向上」を掲げ、仕事と生活の両立の実現や、従業員の個性を生かした多様な働き方の推進に向けて取り組んでいる。 2006年10月、障がい者雇用を目的とした特例子会社※11

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