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ニチレイは、食品物流のナンバー1企業でもある。2005年の分社化後、(株)ニチレイロジグループ本社を中間持株会社とし、(株)ロジスティクス・プランナーを核としてさまざまな先進的事業を展開してきた。ここで紹介する事例は、その一つに過ぎない。
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従来の四国地区でのデリバリーの姿と、共配後の姿をマップで比較すると、その違いが一目でわかる。配送拠点が一元化されただけでなく、ルートも非常にシンプルになり、効率化が進んだ。
共配が稼動したのは、2007年春。各社の系列物流会社の協力も得て、新体制はスムーズにスタートした。これほど短期間で順調に共配が実現するのは、レアケースかもしれない。高岩が繰り返し言うように、「お客様に恵まれた」からだろう。
「プロジェクトのメンバーは、私を含めて5名。情報の収集、分析、プラン作成など、それぞれ得意分野はありますが、特に明確な役割分担をせず、全員で取り組みました。どんどん意見を出し合い、自由な雰囲気の中で。いくら今回は大きな問題がなく進行したとはいえ、やはり稼動時にはみんな緊張しましたね。1週間くらいは各自が大阪や四国の拠点に張りつき、何かあったときにはすぐ動けるようスタンバイしていました。結果的にトラブルもなく、安堵し、徐々に喜びも……。いや、そのときはとにかく『ホッとした』のが正直なところですね(笑)」
その後、東京に戻り、集ったメンバーたちと祝杯を上げることになる。その頃になれば、ようやくしみじみと達成感や充実感を得られたことだろう。
「自分たちの考えたプランがうまく機能したことの喜び。そして、実際に現場で働いている方たち、倉庫で商品を扱う方、配送する方、事務処理する方などが、混乱なく作業していただくことがいちばん嬉しい。お客様からの『任せてよかった』という一言が、最高の誉め言葉です」

共配のメリットは、コスト面だけでなく、環境面にもある。効率的な配送を実現することで輸送車両の運行を減らし、排出ガスの削減にもつながる。今回の案件でも、CO2の25%削減を達成した。
「いろいろな可能性を秘め、将来性にも富んだ仕事です。考えることがあまりにも広範囲で、そこが難しいところであり、面白さでもあります」
物流の仕事は奥が深く、そこが大きなやりがいになる。今回の成功をステップに、さらなる飛躍を目指していく。当初からテーマになっていた「継続的な改善」は、パートナーであるロジスティクス・プランナーの使命だ。「お客様にガラス張りで物流の中身を見ていただき」、改善提案を続けていく。そして、四国の共配をモデルケースとして、他のエリアにも拡大していく。物流の垣根はさらになくなり、「物流は共同で、競争は店頭で」という思想は、食品業界ではますます浸透してくことだろう。その中心には、いつもロジスティクス・プランナー、そしてニチレイロジグループがいるはずだ。