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食品の安全・信頼
食品安全センターの取り組み

食品安全センターの取り組み

(株)ニチレイ品質保証部 食品安全センターでは、グループの検査・分析部門として、各事業会社の品質保証活動が、適正に機能しているかを検証しています。

冷凍野菜については残留農薬を、水産・畜産品とその加工品については抗生物質、合成抗菌剤などの動物用医薬品を重点的に検査しています。
分析結果は食品衛生法に適合しているかを判断するだけでなく、基準値内であっても検出された時は、事業会社にフィードバックすることで、現地での農薬管理、投薬管理が適切であったかなどを調査し、原因究明、基準超過の未然防止を図っています。

現在、農薬・動物用医薬品は400を超える項目数を検査していますが、微量の成分を測定するには高い分析技術が必要です。

また、2011年度は東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射能の食品汚染不安が広がりました。食品安全センターにおいても、ニチレイグループが扱う製品およびその原材料を対象に、NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータによる放射性物質のモニタリングを実施しています。

NaI(TI)シンチレーションスペクトロメータによる検査の様子

NaI(TI)シンチレーションスペクトロメータによる検査の様子

錦築(煙台)食品研究開発有限公司について

お客様に中国産製品を安全にかつ安定的に供給するためには、日本へ輸出する前に中国国内でニチレイ基準に沿った検査を実施し、安全性を確認したうえで輸入することが効率的です。そこで2005年度に(株)日清製粉グループ本社と合弁で、中国山東省に錦築(煙台)食品研究開発有限公司を設立しました。 国際的な試験所認定規格であるISO/IEC17025に準拠したCNASを取得しており、設備も最新の機器を導入し分析精度の維持向上に努めています。

これにより、各事業会社は、自社製品に使用する中国産原材料および中間製品等について、事前にニチレイ基準にもとづいた残留農薬、動物用医薬品(抗生物質、合成抗菌剤等)および食品添加物などの分析を行い、安全性を確認できるようになりました。

中国産製品についても、錦築(煙台)食品研究開発有限公司によって食品安全センターと同等レベルの分析を実施しています。農薬・動物用医薬品の分析については、食品安全センターと同社が連携することで、効果的な検査体制を構築しています。

生産工場の品質衛生管理レベル向上のための食品安全センターの取組

監査

監査業務では、各事業会社での生産数量、対象商品のリスクなどを勘案して、監査の年間計画を立てています。

  • ・監査検査
    監査検査は、国内生産品については生産直後の製品、海外生産品では日本に輸入された時点での製品を抜き取り、監査検査を行っています。検査項目は微生物、残留農薬、動物用医薬品、食品添加物です。
    中国産の原材料も多いため、錦築食品研究開発有限公司を活用して、川上段階での監査検査も実施しています。
  • ・検査室監査
    検査室監査では、生産工場で保有している検査室の設備、検査担当者の手技、検査結果の管理・運営面について、現地に赴いて監査を行っています。その基準になっているものがニチレイグループ品質検査要領や検査マニュアルです。検査マニュアルは、食品衛生法にて規格、基準が定められている食品の検査を行うためのニチレイ独自の基準を定めたものです。
  • ・クロスチェック
    クロスチェックは、検査担当者の技能試験的な位置づけで毎年実施しています。クロスチェックで不適合と判定された検査室には、研修・指導を行います。

技術支援

技術支援業務では、生産工場で発生した微生物問題の解決を支援したり、新工場を立ち上げた際の検査室指導を行ったりしています。
例えば、ニチレイグループの出荷基準を満たさない製品が発生した場合、原因調査の一環として、環境調査や微生物のDNA分析など、生産工場の検査室では難しい分析を行います。こうした調査や分析を行うことで、生産環境を適正に維持し、不合格品を出さない予防措置につなげることにも役立っています。
今後は、おいしさや外観など、食品の品質向上につながる支援にまで活動領域を広げていきたいと考えています。

研修・指導

研修・指導業務では、検査担当者のスキルアップを目的とした研修や、クロスチェックなどで不適合となった工場の検査担当者への指導を行っています。

検査担当者のスキルアップ研修では、毎年定期的に対象者を食品安全センターに集め、微生物検査を実演しながら指導を行っています。手技指導は、基礎的な手技を指導する基礎研修、高度な手技を指導する確認研修の2段階で構成しています。

また、工場の検査担当者研修では、2011年度から、細菌の基礎知識の講義を中心に、事例紹介や演習等を加えた専門教育を始めました。この研修では、「自工場の衛生問題に対処するために必要な基礎知識、データの使い方について理解すること」を目標に掲げています。

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