ニチレイフーズ 特定保健指導プログラム「LISM10!」本格販売開始

プレスリリース 2008年

平成20年4月30日
報道関係者各位
株式会社ニチレイフーズ
ニチレイフーズ
特定保健指導プログラム「LiSM10!®」
本格販売開始

ニチレイグループの株式会社ニチレイフーズ(代表取締役社長・相馬 義比古)は、4月からスタートした特定健康診査・特定保健指導制度開始にあたり、医療保険者や特定保健指導受託機関向けに、特定保健指導プログラム「LiSM10!®(リズムテン!®)」の本格的な販売を開始します。

 

<背景>
2008年4月より、40歳以上75歳未満の方を対象に特定健康診査・特定保健指導制度がスタートします。今後は「高齢者の医療の確保に関する法律」により、企業の健康保険組合などの医療保険者に対して、糖尿病等の生活習慣病に関する特定健康診査の結果、健康保持に努める必要がある加入者が居た場合、保健指導の実施が義務化されます。2015年度には、2008年度と比較して糖尿病等の生活習慣病有病者・予備軍を25%減少させることが政策目標として掲げられており、2013年度からは保健指導強化策として、医療保険者ごとの達成状況に応じた後期高齢者支援金の加算・減算が行われます。(未達の医療保険者に対しては、ペナルティとして後期高齢者支援金が加算される予定です。)

 

<「LiSM10!®」とは>
「LiSM10!®」(Life Style Modification 10!)は、NPO法人国際生命科学研究機構健康推進協力センター(ILSIJapan CHP)のProject PAN(Physical Activity and Nutrition)のプログラムの1つとして開発されました。ProjectPANはニチレイフーズをはじめ、味の素株式会社、サントリー株式会社、明治乳業株式会社各社のサポートを得て運営されているプロジェクトで、肥満をはじめとする生活習慣病を予防し、また高齢者の介護予防のための科学的根拠に基づいた運動と栄養プログラムを開発しています。当社は2003年よりProject PANに参画し、生活習慣病予防を目的として特定保健指導プログラム「LiSM10!®」を共同開発いたしました。

 

「LiSM10!®」はカウンセリングに有効なベースライン調査(アンケート)を行い、それを基に行動ステージ、セルフエフィカシーに基づいた定期的な個別カウンセリングを行ないます。個別カウンセリングは、自己決定を基本とし、自己管理能力向上を目的とする内容となっており、職域・家庭における環境支援も盛り込まれております。単なるダイエットプログラムとは異なり、対象者の行動変容を促すことで、長期的に自己で維持・管理することが期待できるプログラムです。科学的にも効果が実証されており、厚生労働省の「標準的な保健指導プログラム」ガイドラインにも対応しております。また、運営スタッフやカウンセラーが現場ですぐに実践できるように、実際のカウンセリングの流れを細かく示し、話し言葉での対応例を盛り込んだカウンセリング・マニュアルと短時間で効率的な研修を行なえるシステムをご提供いたします。受診者の日常的な取り組み状況は高い信頼性で知られる株式会社NTTデータの「ヘルスデータバンク®」に記録されますので、自宅からの利用も可能です。
なお、当社では「LiSM10!®」などのプログラムとともに、実体験型食生活改善サポートツール「気づき食 TM 」なども特定保健指導における教材として販売してゆきます。

 

「LiSM10!®」は健診機関及び医療保険者(健保や国保など)に採用していただいた場合、ライセンス供与という形で、「LiSM10!®」プログラム使用料を戴きます。この使用料による売上は、初年度1億円を見込んでおります。

この件に関するお問合せ先
株式会社ニチレイ/広報IR部:岡田充功
〒104-8402 東京都中央区築地六丁目19番20号 ニチレイ東銀座ビル
TEL:(03)3248-2235(ダイヤルイン) FAX:(03)3248-2120